(写真左より)ミルトン・ヘイグ監督(サントリーサンゴリアス)、中村亮土(同)

『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』開幕が来週末に迫った2月12日、サントリーサンゴリアスがオンライン会見を行った。ミルトン・ヘイグ監督と中村亮土主将は次のように意気込みを語った。

「(隔離期間は)選手たちが孤立しないようにコミュニケーションを取った。自宅でできるトレーニングメニューも渡し、2週間の隔離明けにはいい状態でチームを再開できた」(ヘイグ監督)
「隔離期間でもやれることをやる。地道に忍耐強くやろうと準備した。隔離明け(2月5日)のリコー(ブラックラムズ)戦は非常に難しく、ラグビー的なフィジカルは隔離前よりも落ちていたが、昨日のNEC(グリーンロケッツ)戦は戻って来た感じがある。これからスタンダードを高くして、積み上げていきたい」(中村主将)

主将としてどのようなチーム像を目指すのか問われると、日本代表CTBはこう答えた。
「全員が誇りを持てるチームにしたい。スタッフとコミュニケーションが取れるようにリーダー陣を頼りながらやっている」

主将によるSH齋藤直人、CTB中野将伍のルーキー評は次の通り。
「めちゃくちゃいい。選手としてレベルが高い。試合をしていてもいいパフォーマンスをする。1年目とか関係なく、サントリーの一員としてがんばってくれている」

オールブラックスの司令塔ボーデン・バレットについて、指揮官には起用法、主将にはどんな印象か質問が飛んだ。
「10番(SO)でも15番(FB)でもワールドクラスでプレーできる。序盤は10番でスタートし、後半15番でプレーするプランも入って来る」(ヘイグ監督)
「ラグビーナレッジが非常に高い。ゲームマネージメントや試合運びが素晴らしい。トレーニングとの向き合い方もトップだと感じている」(中村主将)

18年目、最後の『トップリーグ』での目標について問われると、ふたりはこのように答えた。
「(日本語で)もちろん、優勝です。(以下英語で)自分たちのアグレッシブなアタッキングラグビーを貫くとともにディフェンスも誇れるチームにしたい」(ヘイグ監督)
「(ターゲットのチームは)神戸(製鋼コベルコスティーラーズ)。やっぱり今の王者なので。最後決勝で戦って王者になりたい」(中村主将)

『トップリーグ2021』開幕戦となる三菱重工相模原ダイナボアーズ戦は2月21日(日)・相模原ギオンスタジアムにてキックオフ。チケットは2月13日(土)午前10時より一般発売。第2節・Honda HEAT戦は2月28日(日)・三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 サッカー・ラグビー場にて開催。チケットは2 月14(日)午前10時~15日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、2月20日(土)午前10時より一般発売。