キアラン・リード(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)

最後の『トップリーグ』で悲願の初優勝へ。2月15日、トヨタ自動車ヴェルブリッツがオンライン会見を実施。サイモン・クロンヘッドコーチ(HC)、スクラムハーフ(SH)茂野海人とナンバーエイト(NO8)キアラン・リードの共同主将が出席し、意気込みを語った。

「自分たちのラグビーをより良くすることにフォーカスしてきた。(開幕戦の相手は)サントリー(サンゴリアス)から東芝(ブレイブルーパス)へ相手は変わったが、トヨタのラグビーをすることが大事。とにかくゲインラインを切っていくこと。これは戦争だ。いろんなアイデアを練って開幕戦に臨みたい」(クロンHC)
「チームは去年より良くなっていると言うより、昨年から詳細を詰めて肉付けしていっている。個人としては常にベストを尽くしたい。見ていて楽しい、元気を与えるようなプレーを見せたい」(茂野主将)
「チームをサポートし、優勝を目指してやっていきたい。自分としてはチームにたくさんのインパクトを与えたい」(リード主将)

クロンHCとリード主将は、オーストラリア代表主将マイケル・フーパーについて次のようにコメントした。
「フーパーとリードはフィールド内外でチームにかなりの付加価値を与えている」(クロンHC)
「一緒のチームでやるとは本当に面白い。みんなにいじられている。彼はプロフェッショナル。トヨタの価値を高めている。残念なのはこのコロナ禍で彼と食事や飲みに行けないこと」(リード主将)

ターゲットは優勝だ。3人は『トップリーグ』初制覇へのそれぞれの思いを口にした。
「2位になるために『トップリーグ』にいるわけではない。最初の7節からノックアウト方式のトーナメントまで1試合1試合成長していくことが大事。自分たちの武器をより磨くとともに、ラグビーをしながら修正点は必ず直していかなければならない。フィールドに立ち、毎分毎秒成長していくことが重要だ」(クロンHC)
「目の前のことをやるのが大事。まずは東芝戦での1勝。全員が同じ絵を描いて勝利へ向かっていきたい」(茂野主将)
「『トップリーグ』は競争が激しい。シーズンが短く負けられない、キーモーメントの試合もある。フォーカスすべきは勝つこと、今の仕事に集中すること。今週末の試合に勝つ、すべてはトヨタ自動車ヴェルブリッツのため」(リード主将)

『ジャパンラグビー トップリーグ2021』開幕戦・東芝戦は2月20日(土)・パロマ瑞穂ラグビー場にてキックオフ。チケットは予定枚数終了。第2節・NTTコミュニケーションズシャイニング戦は2月28日(日)・ユアテックスタジアム仙台にて開催。チケットは2 月15日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、2月20日(土)午前10時より一般発売。