リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス) (c)F.SANO

レッドカンファレンス上位戦線に食い込むのは東芝ブレイブルーパスか、クボタスピアーズか。『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』第2節で両軍が激突する。

東芝は開幕戦を惜しくも落とした。トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦では試合の入りに失敗し、立て続けに3トライを許す苦しい展開に。7-24で前半を終えるとブレイクダウンで圧力をかけてペースをつかみ、後半だけで4つのトライを返し33-34とあと一歩まで迫った。

黒星発進となったが、選手たちは上を向いた。トッド・ブラックアダーHCが「最後までやり切った選手たちを誇りに思う。今日のようなゲームができたことはチームの自信につながる」と言えば、久々にトライをマークしたFLリーチ マイケルも「今日負けてしまったが、最後まで80分間諦めず戦い続けたのは次につながる」とキッパリ。

一方のクボタは開幕戦で宗像サニックスブルースを相手に快勝した。風下の前半からクボタペースで試合を進め17-7で折り返すと、後半早々3分にHOマルコム・マークスがトライ。さらに49分・52分と立て続けにトライを決めて勝負あり。43-17でボーナスポイントを手繰り寄せた。

試合後、「我々のストロングポイントを十分に発揮できた。ペナルティも少なく、イエローカードもなく、後半もよく動くことができた」(フラン・ルディケHC)、「タフなコンディションだったが、みんなで同じ絵を見ることができた。初めての開幕戦勝利は本当にうれしい」(立川理道)と、指揮官と主将は手応えを口にした。

試合開始48時間前に発表される両チームの試合登録メンバーは以下の通り。
【東芝】
1田中圭一、2橋本大吾、3知念雄、4梶川喬介、5サム・トムソン、6リーチ マイケル、7マット・トッド、8山本紘史、9ジャック・ストラトン、10中尾隼太、11松岡久善、12ティム・ベイトマン、13セタ・タマニバル、14桑山聖生、15豊島翔平、16平田快笙、17金寛泰、18眞壁照男、19小瀧尚弘、20藤田貴大、21高橋昴平、22桑山淳生、23ジョネ・ナイカブラ
【クボタ】
1海士広大、2マルコム・マークス、3北川賢吾、4デーヴィッド・ブルブリング、5ルアン・ボタ、6トゥパフィナウ、7ピーター・ラピース・ラブスカフニ、8末永健雄、9井上大介、10バーナード・フォーリー、11タウモハパイ ホネティ、12立川理道、13テアウパ シオネ、14ゲラード・ファンデンヒーファー、15金秀隆、16杉本博昭、17羅官榮、18才田智、19青木祐樹、20バツベイ シオネ、21岡田一平、22岸岡智樹、23ライアン・クロッティ

『ジャパンラグビー トップリーグ2021』第2節・東芝×クボタは2月27日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケットは予定枚数終了。試合の模様はNHK BS1にて生中継。