世間では「イクメン」と簡単に言いますが、実際どういうことをやる夫がイクメンなのでしょうか?
また、妻は夫にどのようなことをやってもらいたいのでしょうか?
経験者たちの話をもとに「イクメンの理想と現実」を探ってみました。
実際、夫が育児で手伝ってくれたことは?妻たちに聞いた
筆者の周りのママたちにアンケートを取ってみたところ、パパが育児でよく担当しているのは
- 子どもをお風呂に入れる
- 子どもの寝かしつけ
の2つで、夫婦共働きの場合は「保育園の送迎」という回答が多く見られました。
なかには「保育園の送迎はもちろん、行事に積極的に参加することで、子どもの友達とも仲良くなった」という方もいました。
また休日は、ずっと子どもの遊び相手をするという方が多いようです。
「パパは、楽しく遊んでくれるという役割に徹してもらいました。その結果、休日はパパがずっと子どもの面倒を見てくれるという生活のリズムができて、気分的に楽になりました」という、ママからの意見もありました。
掃除、洗濯、炊事も行うパパも多少はいましたが、子どもに関すること以外は積極的でない方のほうが多いようです。特に、炊事に関しては「台所に入るのは気が引ける」という意見もありました。
一方、「指示されたことしかやらない」というタイプのパパも見受けられました。
こちらは「妻のやり方と違う方法でやってしまい、揉め事になるので、自分からは手を出さない」という側面もあるようです。
妻が夫にやってほしかったこと、やってほしくなかったこと
妻が夫に本当はやってほしかったことで多くの意見を集めたのは、
- 子どもをお風呂に入れる
- 子どもの寝かしつけ
- 保育園の送迎
- オムツ替え
- 子どもと二人でお出かけをしてほしい
などでした。
「虫が苦手な子どもと一緒にカブトムシの飼育をしてくれたおかげで、生命の大切さを教えられた」など、虫が苦手なママにはできない、パパならではの役割も出てきました。
そんななか、最も印象的だったのが「育児でいっぱいいっぱいになったときの、精神的な支えになってもらいたい」という意見。育児をしていると悩みは尽きないので、身近な人に相談したいのは当たり前のことではないでしょうか。
反対に、妻が夫にやってほしくなかったことの代表的な例は、子どもへの過度なしつけ。「子どもがギャン泣きしても、しつけを優先させてしまう。そういうときは、まずは子どもの気持ちを切り替えることを優先させてもらいたいのに…」という意見もありました。
また「機嫌が良い時と悪い時で、子どもへの対応が変わるので困る」という方も。
さらに困るのは、ママの育児のやり方にも口を出してくる場合があるとのことで、「育児のマニュアル本に書いてあることを守りたいのはわかるけれど、自分の育児のやり方、ペースを崩されたくない」というママもいました。