あなたは富士山に登る派ですか? それとも眺める派ですか? 登る派 vs眺める派論争に終止符を打つべく、富士山に登ってきました! 世界文化遺産・富士山でしか見られない驚きの光景を紹介します。

 

富士山は五感で味わってこそ!

富士山に登る派 vs眺める派論争に終止符を打とうではありませんか! 僕は断然、登る派です。もちろん遠くから眺めるのも素敵です。

でも、富士山でしか体感できない空気、登頂者しか見られない絶景を知れば、吹き飛びます。

え?「わたしは眺めるほうがいい」だって? 富士山に登った経験がないのに決め付けちゃうんですか? そんなもったいない! 富士登山がどんな爽快な体験か知っていますか? 頂上にどんな景色が広がっているか知っていますか? この登山レポートを見てから決めても遅くないですよ!

 

世界遺産・富士山を満喫できる須走口登山道から登頂を目指す

富士山の登山道はおもに、山梨県側の吉田口(河口湖口)、静岡県側の須走口、御殿場口、富士宮口の4つがあります。今回は須走口登山道を選びました。理由は、比較的空いていて、なおかつ最も富士山を満喫できる登山道だからです。

午前4時。うっすらと夜が明け始める時間です。須走口新五合目駐車場には、すでにたくさんの車が駐まっています。濃い霧が出ていますが、麓の天候は登山とはあまり関係ありません。理由はすぐにわかります。ふと上を見上げると……あった! 霧の切れ間から、富士山頂がうっすらと見えています。山小屋の灯りも点々としています。
 

午前4時30分。軽く腹ごしらえをして、いざ出発。須走口新五合目の標高は2,000mです。これから約1,700m登り、約7kmの道のりを行きます。

 

 

五合目~本六合目:小鳥がさえずる樹海の中を進む(1時間40分)

古御岳神社の参道を進みます。富士山の神様として知られる、木花咲耶姫が祀られているそうです。登山の安全を祈願して、本殿右奥から本格的な登山道へ入ります。

 

須走口登山道の最大の魅力は、変化に富んだ富士山の大自然をフルコースで味わえる点。
最初は樹海の中を進みます。足元のゴツゴツした岩は溶岩です。

 

新六合目の長田山荘に到着。標高2,400m。ここまで休憩は一切していません(写真撮影でところどころ立ち止まったのみ)。気が急きますが、ゆっくりゆっくり、息が上がらない自分のペースを見つけるのが、登頂を成功させるポイント。水分補給をして、すぐに登山再開。

 

登っているうちに、かなり明るくなってきました。時間は午前6時くらいです。
このあたりの樹木は、みんな同じ方向に、斜面に斜めに生えています。カメラを傾けて撮影しているわけではありません!

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