私が購入したものは福田パンを使った“季節のフルーツサンド”。ピンク色の丸く絞られたクリームと苺の赤がなんとも可愛らしく春を感じさせます。

イチゴ味のクリームかなと勝手に予想し食べてみたら、あれ? 何か香りがする、なんだろう?

あっ、桜味だ! パンはふんわりしていながらもボリュームあるクリームをしっかり受け止めてくれる食感。苺が酸味と甘みのバランスがよくて美味しい。

“のだ塩あんぱん”。

江戸時代から塩造りが盛んだった野田村で、三陸の海水を薪釜で煮詰めて作る「直煮」により製塩されたミネラルたっぷりの自然塩「のだ塩」。この塩を使用したパン生地は軟らかすぎず、中の粒あんが潰れないように守ってくれる適度な弾力があります。

表面にはプレッツェルのようにカリッとした塩と黒ゴマがアクセントになっていて、粒あんの控えめな甘さを引き立ててくれます。この十勝産小豆が豆の香りがして粒もしっかり残した炊き方ですごく美味しい。次に盛岡に来るときも買います!

“パン・ドゥ・ミ”。

岩手県産「ゆきちから」をブレンドした生地は糖分の甘さがほとんどなくさっぱりしたお味。食べ進めていくうちに小麦の甘さが感じられます。適度にしっとりしているので生でも美味しいですし、焼くと耳も中身もサックリとして歯切れがいい。

その日の午後にまた1枚食べてみたら、やっぱり美味しい。クセがないから飽きずに食べられてしまうシンプルで危険な美味しさ。

“クロワッサン”。

こちらも「ゆきちから」と「のだ塩」を使った生地。リベイクしたら外はサクッ、中身はふんわり。食パン同様甘みが少なく軽い味と食感でした。サンドイッチにしたりアレンジするのにも向いていそうです。

岩手県の食材を使って地元を大切にしている美味しいパン屋さんに思いがけず出会えて嬉しい休日となりました♪

【おまけ情報】
JR盛岡駅構内にある「iwate tetoteto(いわて てとてと)」は、3年前に盛岡を訪れたときにも福田パンのコッペパンサンドを購入したお店。

とても小さいスペースですが、人気のあんバターなど数種類のメニューについては目の前でクリームを挟んでくれる実演スペースがあるので出来立てを食べられます。本店にはない、ここでしか販売していないメニューもあるんです♪

前回食べて美味しかった“じゃじゃパン“がこの日は完売していたようなので“杜仲茶ポークのコロッケサンド”を購入。

しっかり厚みのあるコロッケを半分にカットして、多めのキャベツと一緒に挟んであります。

じゃじゃパンを食べたときにも思いましたが、お野菜を多く挟んでいるのでボリュームがあってもあっさりとして飽きずに食べられるのでしょうね。

前回食べて気に入った“じゃじゃパン”。

福田パンと同じく盛岡のソウルフードであるじゃじゃ麺の肉味噌、千切りのきゅうりと白髪ねぎを挟んであります。今でもこの味が忘れられません。また食べたいなあ。

パン屋さんのご紹介

店名 銀河堂1890 Sweets&Bakery
住所 岩手県盛岡市盛岡駅前通1-44 盛岡駅ビル・フェザンおでんせ館1階
電話 019-681-1890
営業時間:8:00~22:00
定休 無休(フェザン定休日に準じる)

詳細は、店舗HPでご確認を。別途、福田パンのHPも展開中。

おすすめパン
季節のフルーツサンド(350円)
のだ塩あんぱん(170円)
パン・ドゥ・ミ(310円)

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