さて肝心の味はというと、チキンの入った袋を前にしただけで香ばしい鶏肉とニンニクの香りが辺りに漂い、噛みつけば肉は柔らかく肉汁はジューシー、それでいてお酢の効き目と脂が落ちていることからしつこさはなく、思わずビールが欲しくなってしまいます。沖縄の風を浴びながら野外でビール&ブエノチキンなんてした日には、社会復帰が困難になること請け合いです。

コウエイ店長

前述のように、ブエノチキンで販売されているのはこのチキンの丸焼き一品だけ。そのこだわりについて尋ねるとコウエイ店長は、

「チキン一筋、この一品だけでもう33年になります。食べるためにいろいろバイトをしながらやりました。みんなから『弁当を出したらどうだ』とかアドバイスを受けたけど、そういうこともせずバイトで稼ぎながら細々と続けて。(他の料理やお弁当をやらなかったのは?)難儀だから(笑)。一口に弁当というけど大変だからね」と話して笑ったが、チキン一本でお店を30年以上切り盛りしてきた凄みを感じさせた。
 

さて、黄色に赤文字の看板が何だか元気にさせるブエノチキンは、これまでテイクアウト専門店として営業してきたが、店内で食べたい!というニーズの高まりを受け、GWからは遂にイートインスペースもスタート。
 

これで旅行客にとって課題であった“ブエノチキンどこで食べるか問題”も解消です。個人的にはブエノチキンを食べるために沖縄へ行きたくなったりするぐらいなので、是非みなさんも沖縄旅行の際はその行程に組み込まれてみては。
 

お祝い用のノシと贈り物用の箱
もちろん、沖縄へ行くことができなくても全国への配送に対応しており、様々なお祝いやパーティーなんかにうってつけ。南の島のウマいチキン、一食の価値ありです。