名刺管理アプリ Eight (Sansan, Inc.)

名刺管理アプリ
Eight
(Sansan, Inc.)

スマートフォンで名刺を管理できる無料アプリ。
スマホのカメラで名刺を撮影して送信すると、オペレーターが手作業でデータ化してくれる。

FacebookなどSNSでつながっている人と名刺交換ができる機能も搭載されており、これからの時代に欠かせないツールとなりそうだ。

 

一方で、「名刺から人脈を作る」ということを考える余裕がある人には、名刺スキャナやアプリを利用した「名刺情報のデジタル化」がおすすめだ。

「名刺情報とともに、会社の最寄り駅などを登録しておけば、出先の駅で空いた時間に検索をかけ、『ちょっとお茶でもいかがですか?』と声をかけることができる。実際に会うことはできなくても、特に営業職においては、こうした積み重ねが大切になってきます。

単純に、名刺の情報だけを引き出して現物を処分することができるのも利点ですし、名刺交換が多い人は、ぜひデジタル化を検討してください」

逆に考えたいのは、自分の名刺も交換相手のファイルの片隅に眠ってしまったり、あるいは廃棄されてしまうケースが非常に多いということ。一般的な名刺に記載されているのは社名、所属部署や役職、氏名に住所といったところで、付き合いが浅い相手なら顔も思い浮かばず、捨てるのに躊躇することもない。これでは、名刺交換がただの挨拶で終わってしまう。

「会社によると思いますが、自分オリジナルの名刺を作ることが許されていれば、迷わず作るべきです。私自身、会社勤めの時代から自分の名刺を作り、取引先に渡していました。似顔絵入りのポップなデザインで、相手との会話のネタにしていたんです。

当然、そういう名刺は捨てづらいでしょうし、同じくらいの力量なら、この人に仕事を頼んでみようか……という話にもなりやすい。会社の名刺に出身地や趣味、ブログのアドレスなどを書き添えるだけでも、効果はありますよ」

交換した名刺を整理して捨てるだけでなく、紋切り型で印象に残らない自分の名刺も捨てる――仕事人脈の構築は、名刺の扱いを極めるところから始めよう。