SixTONES

  “価値観(バリュー)のズレ”にスポットを当て、自分の価値観は他の人とどう違うのか、SixTONESが体当たりで検証する「バリューの真実」の第2弾が、6月1日と6月8日にEテレで放送される。今回のテーマは、「キレイな食べ方」と「ネットトラブル対策」。番組独自のアンケート結果を基にリサーチした情報を、SixTONESが約30人の高校生とリモートで意見交換。さらに、高校生のリアルエピソードをメンバーがドラマで再現する。収録を終えたばかりのSixTONES(ジェシー、京本大我、松村北斗、高地優吾、森本慎太郎、田中樹)が、番組への意気込み、グループで大切にしている“価値観”などについて語った。

-昨年12月の初回放送に続き、第2弾が決定しました。今の気持ちを聞かせてください。

田中 前回の第1弾で、見てくださった方が、知りたい、なるほどと思うようなことをしっかり伝えられたことが第2弾につながったのかなと思います。収録をしながら、僕らも純粋に楽しむことができたので、“ためになるような番組”になったかなと思います。

高地 素直にうれしいです。第2弾では、再現ドラマに参加させてもらったり、実際に食べ方を学んだりと、身を持って体験することが多かったです。

ジェシー この番組で、SixTONES一人一人のキャラも知ってもらえたりするのかな、と思います。10代だけでなく、大人の方もいろいろ学べる番組だと思います。

京本 10代の方々の意見を聞いて驚くこともあれば、共感することもあって、収録をしながら一緒に成長できる番組だと感じました。愛されるすてきな番組だと思うので、楽しんでいただけたら。

松村 第2弾は、高校生の等身大の悩みといったものをさらにクローズアップした内容になっています。これがまた次につながればいいなと思います。

森本 今回は、親子間のギャップや考え方の違いも知ることができました。「そんなことを思っていたのか」や、「そんな心遣いが必要だったのか」、「なるほど」と思うことが多い収録でした。

-皆さんがグループの中で、特に大切にしているバリューは何ですか。

松村 仲の良さは大切なのかな、と思います。

田中 特に仲良くしようと意識しているわけではないけれど、6人での仕事場が楽しみなんです。6人でバラエティー番組に出ることはあまりないので、この収録も決まったときから仕事が楽しみでした。やりたいことと、やらなければならないことがすごくマッチしているんです。

森本 収録前でも、6人で円になってしゃべっていたりしていて、そういうところにも仲の良さが表れているのかなと思います。

-8日の放送ではネット関連のテーマを扱います。芸能人でも、よく「エゴサーチをする」という人がいますが、皆さんはどうですか。

田中 インスタグラムやYouTubeのコメント欄は見ますが、それ以外は全く見ないかも…。

森本 トレンドやトピックスに上がっていると、「何で上がっているんだ?」と思って見たりすることはありますけど、自分から意識的に、この発言がどうだったかなど、(反応を)見てみようというのはないです。

田中 でも、インスタやYouTubeでのコメントに書かれた意見は大事にしています。コメントの数やYouTubeの再生回数が多いものは、やはり「喜んでもらえたんだな」と感じることができるので。あと、音楽コンテンツやサプライズで動画を上げたりすると、リアクションが良かったりするので、そういうのは大事にしたいと思います。

-今回、京本さんは、テーブルマナー講師の小倉朋子さんから1対1のレッスンを受けました。いかがでしたか。

京本 焼き魚やサラダは、普段から食べているはずなのに、小倉先生から見られているという緊張感で、(所作が)難しく感じました。そこでは、ナイフは切るだけでなくて、支えとしての役割もあるんだ…と知ったり、プチトマトのヘタの取り方など、日常で困っていたことについての改善点も教えてもらって、めちゃくちゃためになりました。収録VTRで自分を客観的に見たのですが、指摘されたところを直しただけで、こんなに変わるんだな、と実感しました。

-皆さんの中で、食べ方について特徴がある人はいますか。

高地 ケータリングなどを一緒に食べますけど、そこまで気になるような人はいないよね?

森本 割とみんなきれいに食べます。

高地 強いて言えば北斗が食べるのが遅いかな。

ジェシー でもきれいに食べるので、おいしそうです。

-皆さんが、昔は特に気にしていなかったけれど、最近気になりだしたことなどはありますか。

田中 小さいときに、気にしておけばよかったなと思うのは、箸の持ち方です。自分の箸の持ち方が正しくないことは気付いていたけれど、それこそ高校生後半ぐらいに、「これじゃよくない」と無理やり直しました。最初はすごく苦労したので、もっと小さいときに覚えておけばよかったなと、すごく思いました。

松村 俺は言葉遣い。高校のときに、敬語の正しい使い方を何となくしか学んでいなくて。大人になってちょっと違うことを言っちゃったりして、もっと早く気にしておけばよかったなと思います。

-他メンバーについて、“これはすごくいい価値観だな”と感じたものはありますか。

田中 俺たちは、よく先輩にあいさつをするのですが、今の下の(世代の)子たちは、意外とそのへんが“なあなあ”だったりして、ギャップを感じることはあります。慎太郎は優しくだけど、『あいさつをしたほうがいい』とちゃんと後輩に指摘してあげているので、慎太郎のそういう部分は、いいなと思いますね。

-反対に“びっくりした価値観”はありますか。

松村 田中樹が夜中にパッと起きてスルメイカを食べてそのまま寝ることがあるんです。それが理解できないっていうのはあります(笑)。

田中 記憶ないんですよね…(笑)。

森本 この前も、樹が楽屋で寝ていて、起きたら『甘いもの食べたい』って言い始めて。そうしたら北斗が、「寝起きに食べたら駄目だよ、その後また寝るでしょ」と怒り始めたときに、「この2人の関係っていいな」と思いました(笑)。

松村 そのときは、ちゃんと「起きる」って言うから「じゃあ食べていいよ」ってなりましたけど(笑)。

(取材・文/山中京子)

「バリューの真実」は、「キレイな食べ方」を6月1日、「ネットトラブル対策」を6月8日、それぞれ午後7時25分~7時55分、Eテレで放送。放送後1週間、NHKプラス(https://plus.nhk.jp/)で見逃し配信予定。