フリオ・ラマス男子日本代表チームヘッドコーチ

7月5日、『第32回オリンピック競技大会(2020/東京)』へ臨むバスケットボール男子日本代表内定選手が発表となった。12名のメンバーは以下の通り。

2富樫勇樹(PG/千葉)、6比江島慎(SG/宇都宮)、8八村塁(SF/ウィザーズ)、9ベンドラメ礼生(PG/SR渋谷)、12渡邊雄太(SF/ラプターズ)、14金丸晃輔(SG/島根)、18馬場雄大(SF/メルボルン・ユナイテッド)、23エドワーズ・ギャビン(PF/千葉)、24田中大貴(PG/A東京)、32シェーファー・アヴィ・幸樹(C/三河)、34渡邉飛勇(PF/李琉球)、88張本天傑(SF/名古屋D)

フリオ・ラマスHCは上記メンバーを率いて『東京五輪』をどう戦っていくのかコメントした。
「くじけず怖がらず挑戦していきたい。一番重要なのは自分たちのすべきことを動揺せずにコートで実現できるか。この先勝つか負けるかを考えずに今に取り組んでほしい。試合前から100%出す、すべてを出し切るつもりでコートに立ってほしい。アルゼンチン、スペイン、スロベニアにはNBA王者や五輪王者、スター選手が揃っているが、我々には関係ない。今集中すべきはスペインがどう戦ってくるのか予測し、どう戦うのかトレーニングすること」

キャプテンについて質問されると、指揮官はこう返答した。
「渡邊雄太と田中大貴。雄太は日本人としてNBAにくじけず挑戦し続け、結果を掴んだ姿がほかの選手たちに伝わるものが大きいと思い選んだ。大貴は私の体制になって以降ずっとチームにいる選手。理解度が高く、フィジカルコンディションが今までにないほどいい。私の言いたいことをわかっている選手。ふたりともスマートで頭のいい選手、私が伝えたいことを理解し行動する選手、すごく信頼している」

海外組の合流時期はいつかという問いには、このように答えた。
「雄太はこの3日間に合流し、雄大と塁は7月中旬に合流する予定。雄太は万能型の選手。彼のサイズ、ディフェンスを高く評価している。オフェンスも正面からのプレーでも背中を向けてのプレーでも両方できる申し分ない選手。雄大はこの4年間で大きな成長を遂げている。ディフェンス、スピード、ピック&ロール、3Pすべてで成長している彼は代表にいないといけない。塁はアスレチック能力が高く、我々にとって重要な選手。リングに背中を向けても正面を向けても高いレベルのプレーができる文句の付けようのない選手」

帰化枠のエドワーズに期待するプレーを問われると、ラマスHCはこう語った。
「ギャビンは3P、フェイドアウェイのシュートなどいい要素が揃い、リバウンドでも貢献してくれる。雄太、塁といいコンビネーションを見せてくれることを期待して選んだ」

男子日本代表は7月7日(水)・ハンガリー、9日(金)・ベルギー、11日(日)・フィンランドと沖縄アリーナ、16日(金)・対戦国未定、18日(日)・フランスとサイデン化学アリーナで対戦し、『東京五輪』へ突入する。