少年隊の植草克秀主演の舞台『ドリームジャンボ宝ぶね~けっしてお咎め下さいますな~』が1月に東京・青山劇場で開幕する。青山劇場といえば、少年隊がデビューした翌年の1986年以来、23年間、少年隊主演ミュージカル『PLAYZONE』を上演してきた縁の劇場だ。植草にとっては“ホーム”と呼べるようなこの劇場で、明治維新の志士たちと妖怪たちが繰り広げる歌あり、芝居あり、コントあり、レビューと何でもありの“新ジャンルエンターテイメント”を上演する。
『ドリームジャンボ宝ぶね~けっしてお咎め下さいますな~』チケット情報
物語は文明開化した明治時代を背景に描かれる。シェイクスピアの名作『夏の夜の夢』をモチーフに、妖精・パックならぬ妖怪・座敷わらしが活躍する本作。『夏の夜の夢』ではパックがいたずらで魔法の惚れ薬を塗る相手は恋人たちだが、座敷わらしがいたずらするのは、伊藤博文、井上馨、後藤象二郎、板垣退助ら誰もが知る歴史上の偉人たち。ここから大騒動のお祭り騒ぎが巻き起こる。
植草が伊藤博文を演じるほか、左とん平が座敷わらし、矢崎広が後藤象二郎、滝口幸広が妖怪のぬらりひょん、紫吹淳が篤姫に扮する。この奇想天外な舞台に出演する矢崎、滝口、紫吹からコメントが寄せられた。
矢崎「新年の初めなので、みんなで『ドリームジャンボ』な事が出来たらいいなと思います。後藤象二郎は話の軸になっている人物なので、軸である事を意識して取り組みたいです。知っている方も一緒で心強いですし、植草さんをはじめ、先輩方に支えてもらいながら面白いものを作っていきたいです!」
滝口「今回の舞台は俳優として大活躍されている先輩方から、小劇場で活躍中の方まで色んなジャンルの方々がたくさんいて、そんな先輩方から多くを学びたいです。“ぬらりひょん”をとにかく楽しんで、明るく演じたいと思います!」
紫吹「こんなに若いメンバーが多い現場は初めてです。若い男の子ばかりだし、女性の比率も低い現場なので押しつぶされないようにしたいです。若いエキスを吸いとって頑張ります(笑)。今回は誰もが知っている篤姫とは少し違いますが、その中でも芯の強い女性をしっかり出していきたいと思います」
公演は1月6日(日)から13(日)まで東京・青山劇場、1月26日(土)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。チケットは発売中。