撮影/小嶋文子

現在、有楽町・よみうりホールにて上演中(2月28日まで)のミュージカル『愛の不時着』。

日本では2020年に配信され、“第4次韓流ブーム”と呼ばれる現象を巻き起こしたヒョンビン&ソン・イェジン主演のドラマをミュージカル化。不慮の事故で北朝鮮領土へ迷い込んでしまった財閥令嬢の韓国人ユン・セリと、彼女を助ける北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョクのラブストーリーを描く。

韓国のボーイズグループASTROのメンバーとして活躍するユンサナとジンジンは、本作でリ・ジョンヒョク役と、ユン・セリの兄を騙して北朝鮮に逃亡した詐欺師で、のちにリ・ジョンヒョクの婚約者ソ・ダンと恋に落ちるク・スンジュン役を演じる。

2016年の韓国デビューからともに活時を重ねているだけに、お互いのことを熟知している二人。公演を目前に控えた稽古の合間を縫って、本作への想いや、役柄との共通点、稽古での様子など、和やかな雰囲気の中で語ってくれた。

フォトギャラリー【ユンサナ&ジンジン(ASTRO)】ミュージカル『愛の不時着』インタビュー&舞台写真をさらに見る

感情を歌でつないでいけることはやはり魅力

撮影/小嶋文子

――出演が決まったときの印象を教えてください。

ユンサナ:ドラマが放送されたときには、僕も視聴者として楽しく観ていました。なので、今回のミュージカル出演の提案を受けたときは、とても人気のある作品と知っていたので、「自分がその役割をやり遂げられるのかな?」と心配した部分はありました。

ただ、日本で公演ができることに対しては期待が大きくて、心配はあるけど挑戦したみたいと思いましたし、今、一生懸命に稽古をしています。(取材時、公演期間前)

それから、ジンジン兄さんと一緒に提案を受けたので、二人で「頑張ろう」と話しました。ジンジン兄さんにク・スンジュン役はすごく合っていると思います。

公演を一生懸命やりながら、休みの日にはジンジン兄さんと一緒に美味しいものを食べに行くなど、日本を楽しめたらいいなとも思っています。

ジンジン:僕もドラマを観ていて、世界的に大ヒットした作品だけに、ストーリーがとてもいいと思っていました。なので、今回の提案を受けたときは、脚本を読む前に出演を決めていました。それから、サナも言っていたように、日本で上演されることも大きなメリットでした。

サナとの共演については、最近、韓国で別の作品(ミュージカル『冬の旅人』)に、MJ兄さんと一緒に出演をしたんですけど、最初はメンバーと一緒に同じ舞台で演技をすることに心配があったんです。

でも、MJ兄さんと一緒にやってみて、同じ現場に頼れる人がいることはすごくいいなと感じたので、今回もサナと二人でお互いを支え合いながら、いい関係性を築いていければと思っています。

――ユンサナさんはドラマを観ていたとき、どんな部分が面白いと思っていましたか。

ユンサナ:最初は、韓国と北朝鮮の人との話なので、「重い内容なのかな?」と思っていたんです。でも実際に観てみると、ユーモアがあって笑える場面もたくさんあったので、楽しく観ることができました。

それから、リ・ジョンヒョクとユン・セリ、ク・スンジュンとソ・ダンという恋愛関係の描かれた方もすごく面白いなと思いました。

撮影/小嶋文子

――ミュージカル版ならではの魅力は何だと思いますか。

ユンサナ:ミュージカルはその場面の気持ちを歌によって表現しますよね。感情を歌でつないでいけることはやはり魅力だと思います。稽古をしながら、僕自身、セリフの感情が歌として表現されている部分がすごくいいなと感じています。

もともと素晴らしい物語に歌が入ることによって、より感情豊かに楽しめるんじゃないかと思います。観客の皆さんにそう感じてもらえるように、頑張りたいと思っています。

ジンジン:僕はミュージカルの経験がたくさんあるわけではないですが、やはり歌もダンスもあって、演技もできて、それを観客の皆さんも一緒に呼吸できるような空間で表現できることが、魅力だと感じています。

その分、歌、ダンス、演技とすべてに気を遣わなくてはいけないので、繊細になることもあるんですけど、そんな経験を経て、自分は成長できていると感じるし、もっと挑戦したいと思っています。

僕自身、ミュージカルを観ることが好きなんですけど、サナも言っていたように、歌が入ることでより感情が豊かに伝わりやすくなると思います。そこはミュージカルならではのポイントになると思います。