「私が心配性で、娘が小さいうちは大変な思いをしないように、何でも先回りして動いていました。
でも、お箸の持ち方を練習させたとき、うまく持てないとすぐにぐずってご飯を食べなくなってしまい、『お母さんが食べさせて』と甘えてくるんですよね。
これは私が依存させたのだと気が付き、それからは『ご飯は自分でお箸を持って食べるんだよ。ゆっくりでいいから、覚えていこうね』と話して、娘の癇癪に根気強く付き合っていました。
私が手伝わないこと、でも食べ終わるのをちゃんと待ってくれることがわかったのか、娘も一生懸命になってくれて、今ではお箸の持ち方も覚え、食べ終わった食器は自分でシンクに運んでくれます。
先回りするほうが楽なことが多いけれど、それだと子どもは何も覚えないんですよね。
“自分でできる自信”を持たせてあげるのが親の役目なのだなと実感しています」(40歳/自営業)
子どもがつまずく前に親が何でもやっていれば、子どもは楽かもしれませんが成長もありません。
挫折も失敗も「いいんだよ」と教えてあげる機会は、子どもの自立心につながります。
親が見守ってくれる安心感こそ、子どもの生活力を上げるには必須だと思いました。
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