「夫の祖父の法事で帰省した時のことです。
私は当時不妊治療をしていて、義両親は子どもができないことで何か言ってくることはありませんでしたが、義父の姉は別で『うちは旧家だから早く跡取りを産まないとね』『子どもを産まない女は昔では石女と言って離縁されてたのよ』などと言ってきて、その度に傷ついていました。
法事が終わり帰ろうと言う時に、その義伯母が私の目の前で義母に『いつ孫の顔が見られるのかしらね?男の子を産んでこそ一人前よねぇ、〇〇さん』と言ったんです。
義母にまで嫌味を言うなんて、と何も言えずにいると、義母が『男の子なんて産んでも、お義姉さんのところみたいに家を出てから年に1回しか帰って来ないんじゃ寂しいだけじゃありません?私は本当は娘が欲しかったから、この子がお嫁に来てくれたことが本当に幸せなんですよ』と言ってくれたんです。
義伯母は事実を言われてぐうの音も出なかったのか、挨拶もなしに車に乗り込んで帰って行きました。
義伯母が去った後、私は義母の言葉が嬉しくてつい涙が出てしまって…義母は優しくティッシュを差し出してくれました」(34歳/事務)
こちらの女性は、普段から義母と良好な関係を築いていたからこそ、義母の思いが彼女の救いになったのではないでしょうか。
義母の影響で宝塚にハマり、更に仲が深まったことがきっかけだと話してくれたので、共通の趣味を見つけたり、普段からマメに連絡を取ることが良い関係を築く秘訣のひとつなのかもしれません。
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