(写真左より)富樫勇樹(千葉ジェッツ)、金丸晃輔(島根スサノオマジック)

いよいよ6回目の開幕を2日後に迎えた『B.LEAGUE 2021-22シーズン』。9月28日の開幕前取材会にチャンピオンチームが登場した。3度目の正直で『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21』を制した千葉ジェッツから富樫勇樹、ホームで王者を迎え撃つ島根スサノオマジックからは昨季レギュラーシーズン最優秀選手賞に選出された新加入・金丸晃輔が出席、次のように意気込みを語った。

金丸「僕自身新しい環境になり、徐々に慣れながらやっている。ここまで順調に来て、開幕戦でいいバスケができる手応えを得ている。やるんだったら勝ちにいくし、自分たちの100%の力を出せれば」
富樫「アウェイでの開幕戦になるが、この1か月間やってきたもの、これまで積み上げてきた千葉ジェッツのバスケットがあるので、それを出せられればと思っている」

『東京五輪』で得た課題について問われると、ふたりはこのように答えた。
金丸「世界相手に試合をして、いつものリーグでやっている強度では通用しないと体感した。もっとハードにやらないと世界では通用しない。その激しさをリーグで出せられればと思っている」
富樫「今まで言われてきたサイズの差はもちろん、技術面の差を感じた。同じコートにいたからこそ感じたものがあるので、そういう経験を経て少しでもいい選手になれればと思っている」

今季の位置付けを質問されると、こう返答した。
金丸「環境が変わっているので、僕にとって刺激的なシーズン。一年一年大事だが、今年はもっと大事な一年になる。移籍もしたし、もっと注目されていると思うので、濃い一年になると思う」
富樫「昨季優勝することができたが、今季はしっかりチャレンジャーとしてやっていきたい」

金丸と富樫は開幕戦で見せたいバスケについてはこのようにコメントした。
金丸「チームの強みとして激しいディフェンスから速いオフェンスにつながる速いバスケを40分表現すること」
富樫「千葉ジェッツは走るのが一番。トランジションの部分で千葉の強みを出したいし、PGの僕が速いバスケを展開できるようにしていきたい」

相手についてはこう分析した。
金丸「本当にトランジションが速いチーム。そこから乗っていくので、どう速い展開にさせないか。プレシーズンを見ても大差で勝ったり、40分間千葉らしいバスケをしているので本当に脅威」
富樫「(金丸、安藤誓哉が加入し)本当にハンパないと思う。でもリーグにとってはいいこと。上位に来るのはこの5年同じチームになっていたので。この補強はどのチームにとっても脅威だと思うし、どういう試合をするのかも楽しみ」

『B1リーグ 2021-22』開幕戦・島根×千葉は10月2日(土)・3日(日)・松江市総合体育館にてティップオフ。10月2日(土)のGAME1はNHK BS1にて生中継。