森保一日本代表監督 (C)JFA

『FIFA ワールドカップ カタール2022』アジア最終予選・サウジアラビア戦の前日会見が10月6日(日本時間10月7日)に行われた。日本代表・森保一監督が登壇し、抱負を語った。

「『W杯』最終予選で敗戦からスタートしたことで、難しい戦いになったが、『W杯』に向けた戦いの中では覚悟していたこと。敗戦は痛かったが、我々がやるべきことをチームのコンセプトに沿って、中国戦に勝てたことをサウジアラビア戦に向けて、今回の『W杯』のチケットを獲得するためにも、ポジティブに受け止められるようにしたい」

「明日負けても『W杯』へ行けると思うか」という現地メディアのストレートな質問に指揮官はこう答えた。
「まずは明日非常に厳しい戦いになると思うが、負けることは考えていない。今おっしゃられた結果になったとしても、日本が『W杯』を諦めなければ必ず2022年『カタールW杯』の出場権を勝ち取れると思っている」

オマーン戦、中国戦では交代3人と交代枠5人を使い切らない選手起用について問われると、このように返答した。
「交代枠が5人ということで試合に勝つために、より優位に進めるために、5人の交代枠をフルに活用して戦うという選択肢は常に持ちながら試合に臨んでいる。それだけの選手たちも揃っているので、準備はしてもらっている。試合展開を見て交代枠は5人のうちフルに使うのか、使わないのかというのは状況によって考えている」

前半山場の一戦へ向けて選手たちにどう声を掛けるか聞かれると、森保監督はこうコメントした。
「対戦相手のサウジアラビアをリスペクトしつつ、我々日本代表には素晴らしい選手たちが揃っているので、しっかりコンディションを整えて、思い切ってプレーしてもらえるように私は監督として準備したい。力を持っている選手たちばかりなので、自分たちの準備をしっかりすれば明日の試合はいい試合ができる、いいパフォーマンスができると自信を持ってもらいたい」

監督は試合会場に足を踏み入れた率直な感想を次のように語った。
「非常に素晴らしいスタジアムをサウジアラビアは持っているなと感じた。やはりアジアのトップを行く国だなという風に感じている。このような完全アウェイの厳しい状況での試合になると思うが、この素晴らしいスタジアムで、観客の前で試合ができることを幸せに思って明日試合に臨みたいな、戦いに臨みたいと思った」

『W杯』アジア最終予選グループB・サウジアラビア代表×日本代表は10月7日(日本時間10月8日(金))・キング・アブドゥッラー・スポーツ・シティにてキックオフ。試合の模様はDAZNにて生中継。