マイケル・フーパー

10月22日、『リポビタンDチャレンジカップ2021』の前日練習・キャプテンズランの前にマイケル・フーパー主将がオンラインでメディア対応を行った。オーストラリア代表115キャップをマークする主将は日本戦へ向けて次のように抱負を口にした。

「彼らは急速に強くなっている。2015年の『ラグビーワールドカップ』から急速に伸びている。ボールがすごくよく動くし、お互いのコンビネーションを磨いている。スピードも速い。我々にとって大きなチャレンジになるだろう」

日本のスタイルについてはこのように分析する。
「ボールインプレ―になると本当によく動く。我々としてはディフェンスでコネクションし、ブレイクダウンでも注意が必要。彼らのやりたいことをコントロールしたい。ファーストコンタクトのところでスローダウンさせることが大事」

無尽蔵のスタミナを誇るFLは日本代表のFW第3列とハーフ団を警戒すると言う。
「姫野(和樹)は素晴らしい選手。ニュージーランドでもプレーしたが、素晴らしい選手であり、素晴らしい人間。彼を警戒している。サントリーにも素晴らしいボールキャリア(テビタ・タタフ)がいる。9・10番のコンビネーションも素晴らしい。今回は茂野(海人)がいないが、クオリティが高い選手が揃っている。ボールのテンポを上げてくる」

フーパーは4年ぶりにワラビーズへ復帰したSOクウェイド・クーパーの存在の大きさを口にした。
「彼はチームに大きなものを与えてくれた。フィールド上はもちろんフィールド外でも若い選手にいろいろな経験を伝えてくれた。冷静さ、コミュニケーションのクリアさなど、学ぶことが多い。本当に感謝したい存在。
クウェイドのチームマネジメント力は卓越している。スキルは全てを兼ね備えている。キッキングゲームでもパスゲームでもテンポを作り、周りの選手に落ち着きをもたらしてくれる。彼とのプレーはいつも楽しみ」

【オーストラリア代表試合登録メンバー】
1ジェームズ・スリッパー、2フォラウ・ファインガア、3タニエラ・トゥポウ、4アイザック・ロッダ、5マット・フィリップ、6ロブ・レオタ、7マイケル・フーパー、8ロブ・ヴァレティニ、9ニック・ホワイト、10クウェイド・クーパー、11アンドリュー・ケラウェイ、12ハンター・パイサミ、13レン・イキタウ、14トム・ライト、15リース・ホッジ、16コナル・マキナニー、18アラン・アラアラトア、19ダーシー・スワイン、20ピート・サミュ、21テイト・マクダーモット、22ジェームズ・オコナー、23ジョーダン・ペタイア

『リポビタンDチャレンジカップ2021』日本代表×オーストラリア代表は10月23日(土)・昭和電工ドーム大分にてキックオフ。チケットは残りわずか。試合の模様は日テレ系にて生中継。