早い方は去年の夏から始めている就職活動。人生はじめての活動でなれないこともあるでしょうが、すでに「エントリーシートを書くの疲れた……」「会社説明会にいくのがかったるい」「自信あったのに、面接……なんで私ばかり落とされるの」「もう友達は内定まで進んでいるのに、わたし持ち駒ゼロ。ダメ人間なのかなあ……」と、落ち込んでいる方を多く見かけます。

人事の視点からみると、「ダメだなあ……でも気持ちはわかるなあ」と感じます。そんな疲れてしまった就職活動中の方に、疲れを取るスパイスをどうぞ。

友達の進捗状況は気にしない。

「もう○○社の内定とったから、就職活動おわり!」「いま5社選考中」と聞いても、気にしない事が大切! ○○社はあなたの就職希望企業とは限らないですし、複数社の選考がすすんでいても、大切なのは、「あなた自身」がいまなにをしているか、なのです。友達は関係ありません。

持ち駒ゼロ?だったら、持ち駒を増やすように就職活動しなさいよ。と言いたいですね。自分で就職活動しないで、持ち駒が自動的にあっちからやってくると思うのですか。甘いですよ。その考え。この時期で、もうコネに頼ったりするのも、自己放棄ですね。コネ入社は入った後が大変なんです。その大変さは……また次回以降に……。

 

業界・職種をしぼらない。

○○業界に行きたい。あの職種にあこがれている。就職活動初期にみられる、活動失敗に導かれる悪い兆候です。はっきり言って「学生の視点からみる業界像と、社会人の視点からみる業界像」は全く違うのです。たとえば学生からは超人気の企業・職種であっても、社会人から見ると、限りなくブラックに近いものであったり……。

ブラックの概念はここでは避けますが、世の中には2万社の会社があり、多数の業界があります。「説明会で説明を聞いたら、意外に自分にあっている業界・職種と思った」などは、ざらに聞く話です。アナウンサーなど、専門のアカデミーがあるほどの超激戦職種でもない限り、活動初期は業界・職種を絞らずに活動することです。面接の練習にもなります。よくあるのが、最初は夢と現実の違いに気づかず、絞りに絞っていて、当然間口が狭いから内定が取りにくい。徐々に妥協して、結局自分の意とまったく反した業界・職種に……、格言ではないですが「面接に、慣れてきた頃。募集なし」はよく言われることです。