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仕事から解放されて、ほっとひと息つけるランチタイムは、ビジネスパーソンにとって貴重なひと時。それぞれ思い思いのランチタイムを過ごしているだろう。けれど、時々は上司からランチに誘われることだってあるはずだ。そんなとき、どうすれば上司に好印象を与えることができるのだろうか?

■会議や飲み会より、「ランチ」が出世を決める!?

「夜、上司から飲みに誘われたら身構えてしまう人でも、時間が限られているランチでは油断してしまうもの。けれど、上司はランチタイムの1時間でも部下の適正や能力を把握しようとしています。だからこそ、上司とのランチタイムを賢く過ごすことができれば、同僚に差をつけ、あなたを売り込むチャンスにもできるんですよ」

そう教えてくれたのは、職場でのコミュニケーションに詳しい営業コンサルタントの伊庭正康さん。ランチタイムのたった1時間で、その後の会社人生が決まってしまうこともあるのだとか! では、上司は部下のどんなところをチェックしているのでしょうか?

「上司の目的はふたつです。まず、『職場のコンディションを知ること』。そして、その部下の『能力を把握すること』です」

つまり、そのふたつを上司に伝えることができれば、突然のランチに誘われても焦る必要はない?

「実はそれが落とし穴。上司がどんな答えを求めているのか、話を聞かないまま、唐突に自分の意見だけを伝えようとすれば、上司の要求からズレてしまう可能性があります。まずは、上司が求めているものを引き出して、自分の能力をプレゼンするための雰囲気づくりをすることが必要です」