姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ) (C)JRFU

年内最後のテストマッチとなるスコットランド戦を前に、ラグビー日本代表のメディア対応が行われた。NO.8姫野和樹とSH齋藤直人が欧州遠征最終戦へ向けて、意気込みを語った。

姫野「今までブレイクダウンではいい仕事ができているので、そこは引き続き自分の強みを出していきたい。よりボールを持って前に出る、チームの推進力を作る、勢いを作るところで自分が前に出ないと、チームとしてもいいアタックができないので、そこの部分にフォーカスしてやっていきたい」
齋藤「今週リザーブで味方が疲弊した時間に入ることになるので、いいエナジーを入れたい。求められているのはハイテンポなアタックだと思うので、しっかり自分の役割を遂行したい」

ふたりはスコットランドの印象についてこうコメントした。
姫野「素晴らしいFLがいる。ハミッシュ(・ワトソン)は『シックスネーションズ』でいいプレーをしたし、ジェイミー(・リッチー)も『ラグビーワールドカップ』から一貫していいパフォーマンスをしている。そういうトップクラスのFLよりも自分が上にいかないといけない。試合でやり合えるのはすごくいい経験だし、そこのバトルでどんどん勝っていくのが僕の仕事」
齋藤「結構速いラグビーをしてくるなという印象を受けていて、自分が持っていたスコットランドのイメージと変わっていると感じた」

アイルランドに5-60で大敗を喫した後、「泣きたくなるぐらい悔しい」と唇を噛んだ姫野は、ダブリンでの完敗について改めて口にした。
「自分たちが置かれている状況として、アイルランドでの大敗、その負けをしっかり意味あるものにするために真価が問われる試合だと感じている。“意味のある負け”にできるように、いい状態で勝って日本に帰られるようにしたい」

■日本代表試合登録メンバー
1クレイグ・ミラー(埼玉WK)、2坂手淳史(埼玉WK)、3ヴァル アサエリ愛(埼玉WK)、4ジャック・コーネルセン(埼玉WK)、5ジェームス・ムーア(SA浦安)、6リーチ マイケル(BL東京)、7ピーター・ラブスカフニ(S東京ベイ)、8姫野和樹(トヨタV)、9流大(東京SG)、10松田力也(埼玉WK)、11シオサイア・フィフィタ(花園L)、12中村亮土(東京SG)、13中野将伍(東京SG)、14松島幸太朗(クレルモン)、15山中亮平(神戸S)、16堀越康介(東京SG)、17稲垣啓太(埼玉WK)、18垣永真之介(東京SG)、19ベン・ガンター(埼玉WK)、20テビタ・タタフ(東京SG)、21齋藤直人(東京SG)、22田村優(横浜E)、23ディラン・ライリー(埼玉WK)

『リポビタンD TOUR2021』スコットランド代表×日本代表は11月20日(土)・マレーフィールドスタジアム(エディンバラン)にてキックオフ。試合の模様はWOWOWにて生中継、日本テレビ(関東ローカル)にて録画放送。