一家に1つは必ずある文具といえば、ペン、ハサミ、テープ、のりにカッター。定規やホッチキス(ステープラー)も常備しているという場合も多いかもしれません。

その中でも、意外と取り扱いが難しい文具と言えば、カッターではないでしょうか。何といっても、鋭利な刃物が直接出てきたり、力の入れ具合によっては、紙が必要以上に切れてしまったり、下敷きを敷かないと机を傷つけてしまったりと、得意不得意が分かれる文房具。

老若男女関係なく、気軽に使えるというよりは、ちょっと技と注意力が必要だったりしますね。
でも、そこは文具業界の方々の研究と努力の結果、とても使いやすいカッターがたくさん生まれているようなんです。

今回は、そんなカッターについて、注目してみたいと思います!

■なんと、刃を折って使う方式は日本発のアイデアだった!

刃物なのに研がなくていい唯一の刃物。それがカッター。包丁やハサミなどは、切れ味が悪くなってきたら、研ぐのは当たり前。でも、カッターは、ダメになった刃を折ってしまえばいい。この方式、今や、当たり前ですが、考えてみれば、とても画期的ですよね。しかも、世界基準になっている刃を折って使う「折る刃方式」のカッター、実は、大阪の会社「オルファ」がオリジナルに考案したアイデアなのだそう。つまり、カッターの刃を折って使うという発想は、日本発ということなんです。

そんなオルファの国内における市場シェアは50%ほどで、カッターナイフ専業メーカーはオルファのほかに1社しかなく、あとは工具メーカーや文具メーカーがそれぞれ製造しているというのが、国内のカッター業界事情なのだそう。

■用途によって使い分ける

「カッター」とひとことで言っても、その用途はさまざま。薄い紙を切りたい場合、厚紙を切りたい場合などの切るものによって、また、使う人によっても、使いやすいものはそれぞれですね。今回は、用途によって、是非使い分けていきたいカッターの数々をご紹介します!毎年新製品を発表し、約100種類もあると言われているオルファのカッターの中からもいくつかラインナップしてみました。


●薄い新聞から厚紙まで切れる「キリヌーク」

本体に内蔵されたバネが刃先にかかる圧力を一定に保ち、力加減に左右されない安定したカッティングができます。薄い新聞から厚い雑誌の切り抜きまでに対応!万能カッターですね。

 

●最大6枚まで替刃を本体に内蔵できる連発式 「OLFA MZ-AL型(連発式)」


こちらもオルファのカッター。なんと、最大6枚までの替え刃を内蔵できるので、お仕事などで、いつもカッターを使う人には、替え刃の手間が省けます。
「連発式」という名前にも、ちょっとしびれます。