3.もう一度会社研究はしましたか?

おそらく、入社後に期間はまちまちですが、新入社員研修が行われることでしょう。そこでは、多くの質疑が飛び交います。これは実話ですが、会社組織を知らず(もちろん募集要項に明記)、希望部署を書けなかった新入社員がいました。大きな恥です。

そのようなことがないように、その会社が「何をしている会社なのか」「どれくらいの規模なのか」「社長の氏名は?」は当然。それ以外にも、「役員の氏名は?」「組織」、メーカーなら製品、商社なら取り扱い分野等の「業態」、「競合企業」、「業界内での位置」、大企業の場合はなかなか難しいと思いますが、できるだけ覚えて4月1日を迎えてください。

4.服装のデザインはその会社の社風に合致していますか?

男性はスーツなので、スーツの色がパープル等でない限り問題ありませんが、特に女性で明らかに入社式で浮いている華美な服装をしている人がいます。

着物等は和服の正装ですので、問題ないのですが、私服で明らかに勘違いしていると感じる人が多人数の入社式だとかならず一人二人はでます。式が終わった後に、人事に呼び出されて、服装に注意するようにといきなりイエローカードを出されないように、入社して2ヶ月ほどはスーツ姿の方がよいでしょう。その間に先輩社員がどのようなファッションをしているのかを観察して、許されるファッションの範囲というものを見極めてください。

5.最後の学生生活でつまづくことをしていませんか?

3月31日まで適用にならなかったことで、4月1日から適用されるものに、労働基準法等の労働者としての法令とともに、会社の就業規則等の適用対象者になります。

そこでチェックですが、ほとんどの会社では副業を禁止しています。学生ビジネスをおこなっている。ブログのアフィリエイト収入がある、家業の名目取締役になっているなどは、副業をしていることになります。4月1日から、いきなり副業禁止規定に触れてしまいます。しかし現在主流の規則は、「会社が認めた場合」は副業可としているところも多いので、人事に「入社前」に相談すべきです。

また、まずいないと思いますが、反社会的団体「暴力団、およびそれに類する組織」・「反社会的行動を主体としたチーム・連合・サークル」などに属している場合は、学校と共に卒業してください。「サラリーマン金太郎」の世界は現実にはないのだということを認識したほうがよいでしょう。入社後も籍が残っている場合、最悪、即時解雇や試用期間終了と共に解雇の対象になりかねません。

このように、調べるポイントはこれ以外にもいろいろとあります。
無事に4月1日が迎えられるように、準備は万端に万端を重ねて臨みましょう。