ローラに学びたい「金銭問題」
▽お金を借りたい時にローラが言いそうなこと
・「いーっぱい出してくれたら、好きになっちゃうかもしれない!ウフフフフー!」
・「4つの大切な数字を、教えてくれるだけでもいいんだよ~!」
・「目と目が合ったから、一万円!ハーイ、OK!」
お金を借りる、というシビアな状況に飲み込まれることもなく、つとめて明るく、ボールペンでも借りるくらいのノリで軽く話を持ち出すローラ。
この軽さ、つまり深刻さとは無縁の空気感を出すことが何よりも重要です。
この「軽さ」を大事にしながら、「ローラ風・借金申し込み」をやってみましょう。
<応用したOK例>
・「インターネットでポイポイってやるだけで、すぐおわるんだよ~!」
・「いーっぱい貸してくれたら、それで何食べに行ったか教えてあげる!」
軽いですね。重力0です。これだと言われた方は、「あ、お金貸すのってたいしたことじゃないんじゃないか」という気分に陥ってしまします。そこが狙い目。相手にも不安を感じさせず、気分よくお金を出してもらえば、それで双方ハッピーなのです。
<応用したNG例>
・「借りたあとに名前とか忘れちゃったらごめんねー!ウフフフフー!」
・「お給料日の前になったら毎回連絡しちゃおー!OK!」
これは、軽すぎていわば「軽薄」なセリフになってしまっている悪い例です。やはりお金はお金。軽い空気で借りることと、借りたこと自体を軽く捉えることはまったく違う次元の話です。
一歩間違えると借りられるものも借りられなくなる、危ない橋を上手に渡りきることができる希有な女性、ローラ。彼女を見習って、いざという時は上手に人からお金を借りてみましょう。
ローラに学びたい「仕事の問題」
▽面接で自分を売り込む時にローラが言いそうなこと
・「とりあえず日本では暮らせていまーす!ウフフフフー!」
・「困ったときには、インターネットで調べたりもできまーす!OK!」
この、一見なめくさったような受け答えの奥に潜む、核心に迫る本質的なものの存在にお気づきでしょうか。
何もできないように見えて、日本というこの高度に発達した社会に適応し暮らしていると案に伝えているその謙虚さと表現力。そして、それこそが応用を利かせて仕事にも取り組めるのだというアピールにつながっている事実。ローラという女性は、なんとクレバーなのでしょう。
さらに、わからないことがあってもネットにはすべて答えがある、という、足元にありすぎて見えなかったあまりにも頼もしいその回答に、面接官は全員舌を巻き、即採用のはんこを力強く押すに違いありません。
というわけで、こんなローラに見習い、面接に臨む練習をしてみましょう。
<応用したOK例>
・「わたしのお父さんはー、大きい会社の偉い人だって言ってた!ウフフフフー!」
・「この会社を選んだ理由は、お部屋の中があったかいから!OK!」
「いいとこのお嬢さんで地頭はいいだろう」ということと、直感で動くタイプの人間らしく「建物の中が暖かく居心地がいい」ということで会社を決めたという事実に、この人を採用したら勘で動いていい結果を出しそうだ、という期待感を持たせる名回答。ローラに就職難という二文字は無縁なのです。
<応用したNG例>
・「ほかにはー、10社くらいにエントリーしたけどー、何がなんだか忘れちゃった!OK!」
・「本当は働かなくてもOK!ウフフフフー!」
同じばかっぽい発言でも、さすがに「目的を見失っている」ことを露呈させてしまうと、相手も引きます。
あくまでも就職はしたいというテイで相手と接することをお忘れなく。