「以前、夫の義実家のことなど少し愚痴を話すと『こうすればいいよ』とアドバイスをくれるママ友がいました。

そのときはうれしかったのですが、ちょっとした話題でも『あなたがこうすれば』『それはこんな方法が』とまず解決を言われるので、だんだんとストレスになって。

私は『そうなんだね』と言ってもらうだけでもよかったのに、アドバイスされるとそれに従わなければ、と焦ってしまうんですよね。

私のためを考えてくれるのはありがたいけれど窮屈さを感じるようになり、このママ友には少しずつ自分のことを話せなくなりました。

この経験があるので、仲のいいママ友が同じように愚痴を話してきたときはいきなりアドバイスではなくまず共感を示すようにして、気持ちに寄り添うことを心がけています。

解決法なんて、みんな自分でも考えているんですよね。

ママ同士だからわかることも多いし、大変さは一緒だと感じることもあるし、気持ちを汲める関係でいたいなと思います。

こんな付き合い方ができているママ友とは、気軽な世間話でも本音が言えるのでストレスがありません」(35歳/営業)

アドバイスが悪いわけでは決してなく、考えてくれることはしっかり感謝したいもの。

それでも、共感を飛ばした解決の提案は、「わかってほしい」という気持ちが置き去りにされるので寂しいですよね。

求められたときに一緒に考えたいのが解決で、愚痴や悩みはまず耳を傾けること、「そうなんだね」と寄り添う姿が相手にとって一番の安堵になります。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line