『鴨、京都へ行く。~老舗旅館の女将日記~』 4月9日~
フジ系 火曜9時 期待度★★☆☆☆
東大卒の財務省キャリア官僚だった新米女将が、外資系コンサルタントの金融マンと老舗旅館の再建に挑むコメディ。母親の急死により、多額の借金がある実家の旅館を立て直すことになった女将が、さまざまな壁にぶつかりながら奮闘する姿を描く。
出演は、松下奈緒、椎名桔平、かたせ梨乃、若村麻由美、堀内敬子、松平健、市毛良枝、伊武雅刀、笹野高史、大東俊介、高杉亘、小柳友など。フジテレビが困ったときに繰り出してくる旅館モノ。全編京都ロケらしいので、春の景色は楽しめそう。
『幽かな彼女』 4月9日~
フジ系 火曜10時 期待度★★★★☆
超霊感体質の中学校教師と、その教師の自宅に住む幽霊が、現代の中学校を取り巻くさまざまな問題を解決していくハートフルコメディ。出演は、香取慎吾、杏、真矢みき、高嶋政宏、北山宏光、濱田マリ佐藤二朗など。元AKB48の前田敦子もソフトバンクのCM同様、教師役で出演する。
学校の問題に取り組むという本筋はありふれているが、幽霊が嫌いなのに見えてしまう教師(香取慎吾)と、無邪気でかまって欲しい幽霊(杏)のやり取りはかなり楽しめそう。脚本は『任侠ヘルパー』『37歳で医者になった僕』『PRICELESS』など、ジャニーズ作品が多い古家和尚。
『第二楽章』 4月16日~
NHK 火曜10時 期待度★★★☆☆
羽田美智子と板谷由夏が共演する、アラフォー女性の友情物語。かつては同じ夢を追いかけていた茉莉と奈津美だったが、茉莉は夢を叶えてオーケストラのバイオリニストに、奈津美は妊娠・結婚をして主婦になっていた。音信不通だった17年間、茉莉は奈津美の夫を思い続け、奈津美は茉莉の成功を羨んでいた。そんな2人の第二楽章を描く。出演は他に、谷原章介、田中圭、久保田磨希、大後寿々花、荒井萌、白川由美、串田和美など。リアルな女心を描いた大人向けのドラマになりそう。
『遺留捜査』 4月17日~
テレ朝系 水曜9時 期待度★★★☆☆
上川隆也主演の人気シリーズ第3弾。被害者が残した遺留品から、被害者の想いと事件の真相に迫る。舞台は第2シリーズと同じ所轄の月島中央署。ただし、放送枠は第1シリーズで使っていた水曜9時に戻る。第2シリーズを放送していた木曜日は、上川隆也が日テレでゴチになっているので、2時間スペシャルをするときに問題になるからだと思われる。
主題歌は小田和正。新メンバーとして西村雅彦が加入し、第1シリーズに出ていた横山(波岡一喜)も月島中央署に異動してくる。約7ヵ月での新シリーズ再開なので、ファンの人は喜びそう。
『雲の階段』 4月17日~
日テレ系 水曜10時 期待度★★★★☆
'82年に出版された渡辺淳一の同名小説を連ドラ化。過疎の離島で無資格のまま医師の仕事を続けていた三郎と、その三郎を愛する2人のアキコの生き様を描くメディカル・ラブサスペンス。メインの3人を演じるのは、長谷川博己、稲森いずみ、木村文乃。他に、内藤剛志、大友康平、キムラ緑子、萩原聖人、青柳翔などが出演する。
三郎(長谷川博己)と看護師の明子(稲森いずみ)は原作よりも年齢がかなり上がっているが、大人向けのドラマとしてはいい方向に作用しそう。女子大生の亜希子(木村文乃)も含め、メインのキャスティングは◎か。
『家族ゲーム』 4月17日~
フジ系 水曜10時 期待度★★★★☆
森田芳光監督、松田優作主演の映画で有名な本間洋平の同名小説をドラマ化。過去には鹿賀丈史や長渕剛主演でドラマ化されたこともあったが、今回は櫻井翔が主人公の吉本を演じる。80年代の受験戦争時代とは雰囲気がかなり違ってくると思うが、風変わりな家庭教師が落ちこぼれの中学生を教育しながら、多くの問題を抱えたその家族にも影響を与えていくというラインは変わらずに描けそう。
中学生の次男を演じるのは、昨年『ボーイズ・オン・ザ・ラン』でボクシングジムに通う小学生・脩を演じていた浦上晟周。高校生の長男は神木隆之介、父親は板尾創路、母親は鈴木保奈美が演じる。また、今回のオリジナルキャラクター役で忽那汐里も出演する。さすがに30年も経っているので、新しい『家族ゲーム』が見られそう。
『めしばな刑事 タチバナ』 4月10日~
テレ東系 水曜11時58分 期待度★★★☆☆
「週刊アサヒ芸能」で連載中の同名コミックをドラマ化。主人公である刑事の立花が、取調室を舞台に容疑者や同僚・上司たちと身近めしに関するめしばなを繰り広げる。主演は佐藤二朗。他に、小沢仁志、温水洋一、梅垣義明などが出演する。取り上げられる食べ物は、立ち食いそば、牛丼、カップ焼きそばなど、身近なものばかりで、それを大人たちが熱く論争するところが見どころ。『孤独のグルメ』とはまたひと味違う食のドラマになりそう。