(写真左より)中村憲剛、阿部勇樹 (C)Jリーグ

1月17日、『FUJIFILM SUPER CUP 2022』概要発表記者会見が行われた。大会名は『FUJI XEROX SUPER CUP』から変更し、『2021明治安田生命J1リーグ』王者・川崎フロンターレと『天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会』覇者・浦和レッズの組み合わせでJリーグの幕開けを告げるのだ。

この日、中村憲剛と阿部勇樹の両レジェンドが大会アンバサダーとなることが発表された。中村と阿部は大会の印象についてこうコメントした。

中村「Jリーグ公式戦一発目なので、キャンプでやってきたことを発揮する場所。あとタイトルマッチなので、しっかりタイトルを取る大会だと記憶している」
阿部「2022年目一発の試合ということで両チーム、Jリーグのサポーターが待っている大会。現役の時もここからリーグ戦が始まる注目される大会という印象」

両チームが激突した2019年大会について問われると、ふたりはこのように振り返った。
中村「3連覇を目指す内容と結果を出すつもりで臨んだ。新加入のレアンドロ・ダミアン選手のゴールで1-0で勝てた。シーズンへ向けて、非常に乗っていけた」
阿部「4回出させてもらっているが、1回も勝っていない。2019年は埼玉スタジアムだったのでサポーターに笑顔で帰ってほしいと思ったが、勝てなかった。後半から出て、憲剛さんをマークしたことをよく覚えている」

今大会の見どころはここだ。
中村「フロンターレとしては3連覇を目指していく戦いの一試合目。新加入が入り、旗手(怜央)選手が抜け、包囲網がある中、自分たちがどういう気持ちで臨むのか。鬼木(達)監督がマネジメントしていると思うし、選手も『天皇杯』王者のレッズに対して強い気持ちで臨むと思う。面白い試合になると思うし、期待している」
阿部「レッズも他のチームもフロンターレをどう止めるのか、どう倒すのかを考えていると思う。浦和がそれを見せてくれると思う。浦和は3年計画の最終年、当日『レッズは素晴らしい』と思ってもらえる試合を見せてくれるよう期待している」

中村と阿部は注目選手も挙げた。
中村「チャナティップ選手、彼が今のフロンターレにどれだけフィットするか。短い時間だけど、彼がどれだけフィットするかがひとつの鍵。また包囲網もきつくなるので、一人ひとりの成長も不可欠」
阿部「多くの選手が入れ替わった中で関根(貴大)選手。下部組織出身で育ち、僕も長く一緒にプレーしたので、浦和を引っ張っていく姿を見せてほしい。それができる選手だと思っているので期待している」

『FUJIFILM SUPER CUP 2022』川崎F×浦和は2月12日(土)・日産スタジアムにてキックオフ。チケットはJリーグ公式アプリにて本日1月17日午後6時~31日(月)午後11時59分まで先行抽選販売、Jリーグチケットにて2月5日(土)午後6時よりダイナミックプライシングで一般販売。