3.態度の悪い新入社員は裏に呼び出す。
どうしても、新入社員はつい先日まで学生だったためか、態度が学生のままであったり、上司や先輩に対して、不遜な態度をとったりします。その場合、先輩・上司はにこにこしていてはいけません。すぐに別室か他の人に見られない場所に呼び出して、さっきの態度は何なんだと、やはり詰問しましょう。
一番やっかいなのは、「自分が失礼な態度をとっていることに気づいていない」ことです。しっかり社会常識をたたき込むのは、新卒から3ヶ月間が限度と考えましょう。それを過ぎたら、もう直りません。また衆知の前で詰問するのはパワハラになる可能性があるので、かならず個室でおこないましょう。
4. お客様気分をたたき直すのは、「人事」の役目である。
よくいるのが、内定者気分のまま入社してくる新入社員。これがまたやっかいです。なにせ内定式や懇親会で、ご飯まで食べさせてもらっているくらいですから、会社に歓迎されていると勘違いしている状態です。そのような新入社員に対して、人事は4月1日に必ずこのように言うべきです。
「あなた方は昨日まではお客様でした。しかし今日からは同僚であり、後輩であり、今日から会社で一番下の社員です。お客様扱いなどは一切しないので、そのつもりで。」
これが言えない人事担当は、自分で異動願いを出すべきでしょう。人事は受け入れ役としか考えていないなら、人事失格です。自分で採用しておいて、4月1日になったら、現場に送り込むだけの人事なんて必要ありません。
5. 同期会の結成は防止できない。それなら会社の利益団体にしてしまえ
大抵の会社では、同期同士が結束して、同期会を結成します。これが百害あって一利なしなのです。やれあの先輩にこう言われた。部署間で待遇に差があると、不平不満を言う。同期飲み会と称して、なかば新卒労働組合になることも。いままで一度も同期会というもので、会社によいことが起こったというものを聞いたことがありません。
しかし同期会の結成を防ぐのは至難の業です。そこで一手をうち、同期会を会社主導で結成してしまうのです。そして、一ヶ月に一度程度、各部の部長職が講義したり、新卒社員にアイデアを出させたりするのです。そうすると、会社にとって利益を生む同期会になります。不平不満のはけ口としての同期会が結成される前に、会社は早急に手を打つべきです。ひょっとしたら、内定者会がすでに結成されているかもしれません。