2013年4月5日、東京ディズニーランドで、25周年記念パレードとして始まった『ジュビレーション!』が、多くのファンの涙と感謝の言葉に見送られつつ、最終公演を終えました。
メッセージ性の強い楽曲と歌詞、それにダンサーたちの笑顔は、多くの人たちに愛されました。公演直後には、それぞれの思いを語るファンたちのツイートで、Twitterのトレンドに「ジュビ」がランクインしたほど。感動の一日のレポートをお届けします。
多くの人に夢や希望を届けた『ジュビレーション!』
東京ディズニーランドのデイ・パレード『ジュビレーション!』は、東京ディズニーリゾート25周年記念パレードとして始まりました。25周年イベント期間中は、パーク内でフロートが停止し、ダンスと手拍子で25周年を祝う停止型パレードでした。
25周年イベントが終わったあとは、停止型から通過型に簡略化されたものの、お昼のレギュラーパレードとして定着し、以来5年間、人々に愛され続けてきました。
東日本大震災時には、パレード開始直後に地震が発生。当時の東京ディズニーリゾートのキャスト・スタッフの対応は、美談として語られています。記憶に新しいですね。その後、『ジュビレーション!』は、約1ヶ月後の東京ディズニーランド営業再開とともに復活します。個人的には、当時の印象がとても強く残っています。
世間は自粛ムードで、花見宴会さえもやりにくい雰囲気でした。そんな中で一流のエンターテイメントを目の当たりにして、自然と涙腺が緩んだのを覚えています。「夢や希望を与える」とは、言葉にすると陳腐に聞こえますが、なるほどこういうことなんだな、と強烈に実感しました。