究極のレーズン食パン

食べてみると、レーズンのジューシーさが際立つ……! 5種類あるので、それぞれ微妙に酸味や甘みの度合いや食感が異なります。

生地は、美瑛小麦「ゆめちから」と「きたほなみ」を使用。熱湯で捏ねてお餅のような手ざわりの湯種を、さらに一晩寝かせてから使用することによって、しっとりもちもちに仕上げたそう。

焼きたてをいただくと、ほんのり温かく、水分を含んだ生地のもっちり感がたまりません! そこにジューシーな5種類のレーズンが次々と飛び込んできて、飽きる暇もなく厚切りの一枚をペロリと食べてしまいました。

1/3分以上がレーズンというだけあって、レーズンの存在感がすごい! レーズン自体が味の違う5種類もあってそれぞれが極上のおいしさなので、宝探しのようにすべてのレーズンを探しながら食べたくなります。

ジューシーすぎてゼリーのようにつるっと食べられるのも、レーズン食パンの概念がくつがえりそうな体験でした。

究極のレーズン食パン

レーズンは耳のキワまでびっしり。どこを切っても、レーズンがないところはありません。

すべての種類のレーズンをバランスよく混ぜること、そして耳の外にレーズンが飛び出すと焦げの原因になるので、レーズンを混ぜ込んだ生地を同じ食パン生地で包んでから焼き上げるということで、とっても手間がかかっています。

すべて手作りのため、1日にたくさんの本数を焼き上げることができず、数量限定での販売になっているのだそう。

レーズンや小麦の品種はもちろん、食感や香りのバランスなど、こだわり抜いて作られた「究極のレーズン食パン」。試行錯誤を重ね、なんと構想から2年もかかってようやく販売にこぎつけたのだとか!

おすすめの食べ方は?翌日以降の保存方法もチェック

究極のレーズン食パン

焼きたてはもちろんそのまま生で何もつけずにいただくのが一番。

そしてもうひとつおすすめの食べ方が、「焼かずに厚めにカットした冷たいバターをつけて食べる」という方法だと教えてもらいました。

レーズンの甘みとバターの塩味が絡み合い、絶妙なおいしさ! ひんやりバターと果肉感の強い水分多めなレーズン、そして包み込むようなふわふわしっとりのパン生地。デザート感覚でどんどんいただけます。

レーズン食パンというと、レーズンが生地の水分を吸収してパサつくのが早い傾向にあるものですが、「究極のレーズン食パン」は翌日でもパサつかず、しかもレーズンが馴染んでさらにまろやかな甘みになっていておいしいかったです。

ふつうに保存した状態で、翌日でも、風味が落ちることなく楽しめるのはうれしいですよね。