ダミアン・マッケンジー(東京サンゴリアス) (C)スエイシナオヨシ

東京サンゴリアスがいよいよ首位固めに入る。前節、首位に立った東京SGが『NTTジャパンラグビー リーグワン2022』第10節でシャイニングアークス東京ベイ浦安を迎え撃つ。

3月11日、主力を欠いたクボタスピアーズ船橋・東京ベイに大苦戦を強いられた。最後S東京ベイの猛攻に遭いながらも33-29の勝利にさぞや冷や汗をかいたと思われたが、CTB中村亮土主将は「別に焦らなくてもいいし、スコアで勝っているからしっかりもう一回自分たちのやるべきことをやろうと。あと戦術面のところを少し話しただけ。スコアより余裕があった」と最後のハドルで発した言葉を明かした。

3月14日のメディア対応には垣永真之介が登場。中村と同期のPRは「チームとしては勝ててよかった。個人的にはセットプレーが乱れたところがあったので、次のシャイニングアークスもセットプレーが強烈なので、修正してセットプレーから勢いを付けたい」と意気込みを語った。また、ここ2シーズンの充実ぶりの陰に中村主将の助言があったことを明かした。垣永曰く「去年のシーズン前に中村主将と話した。僕は一個ミスするとおしまいみたいな感じだったが、そうではいけないと。どうコミットして、どう遂行していくかが大事だと言われた。それから取り組む姿勢が変わった。それまではすごい気負ったりしていたが、一定のメンタルを保てるようになり、パフォーマンスが向上した」とのこと。

試合登録メンバーは以下の通り。
【東京SG】
1森川由起乙、2堀越康介、3須藤元樹、4小林航、5ハリー・ホッキングス、6トム・サンダース、7桶谷宗汰、8テビタ・タタフ、9齋藤直人、10ダミアン・マッケンジー、11テビタ・リー、12森谷圭介、13中野将伍、14中鶴隆彰、15尾崎晟也、16中村駿太、17祝原涼介、18中野幹、19辻雄康、20飯野晃司、21流大、22ジョシュア・スタンダー、23尾崎泰雅

【SA浦安】
1齊藤剣、2藤村琉士、3三宮累、4中島進護、5サム・ジェフリーズ、6ジェームス・ムーア、7松本健留、8マッケンジー アレキサンダー、9グレイグ・レイドロー、10オテレ・ブラック、11安田卓平、12ヘンリー ブラッキン、13シェーン・ゲイツ、14石井魁、15イズラエル・フォラウ、16セコナイア・ポレ、17庵奥翔太、18竹内柊平、19トンプソン ルーク、20金正奎、21湯本睦、22トゥクフカ トネ、23前田土芽

選手層の分厚い東京SGはメンバーを入れ替えた。マッケンジーがSOとして初先発、WTBとして出場してきた中野と尾崎はそれぞれCTB、FBとしてスターターを務める。また弟泰雅は初キャップで兄晟也との揃い踏みがなるか楽しみである。

果たして、8勝1敗・勝点37で首位を走る東京SGが3連勝を飾るのか、2勝7敗・勝点9で最下位に甘んじるSA浦安が大仕事をやってのけるのか。第10節・東京SG×SA浦安は3月20日(日)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケット発売中。