3月22日、『ドバイカップU-23』の初戦を前日に控えたU-21日本代表がメディア対応を行った。チームを率いる大岩剛監督はUAEでの貴重な実戦の場を歓迎した。
「今回こういう場が実現できることに感謝したい。(移動や過密日程など)過酷な状況だが、今後の自分たちに有意義な経験になる。ホテルも決して恵まれた環境ではないが、そういう中で力を発揮しないといけないというのは有意義な経験になる。選手がピッチで力を出せるよう準備していきたい」
選手の招集も思い通りにいかないが、指揮官は勝利を目指す。
「今日入った選手や2戦目で帰る選手がいるが、こういう過密日程でもまず全員、しっかり準備させる気持ちでいる。ただ今日入った選手、ケガを抱えている選手もいるので、この3試合しっかり勝つためにまず明日のスタメン、ベンチメンバーを決めていきたい」
初戦の相手クロアチアについてはこう言及した。
「システムであったり直近の試合を見ても来ていない選手がいて、分析もままならない状況だが、これも想定内で準備している。あとはゲームがはじまってからピッチの中で選手たちにどう攻めて、どう守るのかを認識させることを今日の段階で提示していきたい」
FW荒木遼太郎、MF山本理仁、GK鈴木彩艶もオンライン取材に登場、このように意気込みを語った。
荒木「久々の代表に入って、久々の試合なので、練習もなかなかできずに難しい面もあるが、自分のプレーを表現していけたらいいなと思っている。自分の持ち味であるゴールにつながるプレーをどんどん表現できたらいいなと思っている。相手に関してはどこが相手でも勝ちたいと思っているし、初戦とか関係なく、自分の力を100%発揮して勝ちたい」
山本「こうやって代表合宿から海外遠征のメンバーに残ってうれしいし、海外で戦えるのは貴重な舞台だし楽しみ。自分の持ち味のゲームを展開するところ、コントロールするところを発揮していきたいし、その中でチャンスがあれば得点、アシストで貢献できたらいいなと思っている」
鈴木「昨日UAEに入ってはじめて練習したが、やりやすい環境で本当に明日の試合が楽しみ。コロナ禍になってから海外での試合が少ない。まずは入りの集中力を高く保ち、結果を意識してチャレンジしたい。(クロアチアは)エアボールで勝負してくる印象があるので、DFと話して対応したい」
『ドバイカップU-23』は3月23日(水)にU-21日本代表×U-23クロアチア代表、26日(土)にU-23カタール代表×U-21日本代表、29日(火)に順位決定戦がキックオフ。3試合ともCSテレ朝チャンネル2にて生中継。