今週末の4月27日(土)、28日(日)に開催される『ニコニコ超会議2』(幕張メッセ)。「ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトに開催される巨大フェスは、大好評のうちに幕を閉じた昨年の第1回から、どんな進化を遂げたのか? 運営の主要メンバー4人に、その見どころを語り尽くしてもらった。
■座談会メンバープロフィール
・中野真さん/ニコニコの運営長。超会議2のボカロ各ブース、ゲームブースなどを束ねる。
・阿部大護さん/“あべちゃん”の愛称でお馴染みの『ニコニコ超パーティー』プロデューサー。
・長谷川明弘さん/『全国ニコニコ振興会』会長。ニコニコ町会議を運営し、地方からの熱気を超会議に結びつける。
・荒谷敬介さん/自衛隊を口説き落としたブース企画担当。会場に鎮座する「10式戦車」は今回の目玉!
“盛り過ぎ”のゲームエリアに、マイクラ開発者やウメハラが登場!
――まずは大きなところで、注目のブースを教えてください。
中野 ゲームブースが集まる『超ゲームエリア』は、ちょっと盛り過ぎましたね(笑)。人気の『マインクラフト』についてはスウェーデンから“中の人”が初来日するし、格ゲーについてはプロゲーマーのウメハラ氏が組手を行います。コンシューマーゲームでは任天堂さん、ソニーさん、マイクロソフトさんの各ハードが揃い踏みで、ゲームショーでも見られない奇跡のブースになっているので、ゲームファンは注目。麻雀卓ではプロが対戦しているし、大人気の心理戦ゲーム『人狼』やポーカーもやっています。
阿部 『超ボカニコ村』もヤバいですね。オープンスペースで一日中、ぶっ続けでボカロ曲を流すDJイベントしているような感じ。演出にはレーザーも入るし、異色の空間になると思います。ボカロ曲はネットで聴くのがメインで、ひとりで消費することが多く、みんなで共有する場所が少ない。それだけに、全国から集ったボカロファン同士が盛り上がる、かなり楽しいブースになるはずです。
中野 全部のブースが、「去年よりパワーアップさせる」というところからスタートしたので、去年より準備期間を長くとったのに、地獄のような日々が続いています(笑)。各ブースとも、体験や展示のコーナーに加えて、ステージ的なイベントを行うようになっているんです。例えば、『演奏してみた』だったら楽器のレッスンなんかもするし、『歌ってみた』だったら、お客さんと合唱する時間を作ったりもしていて。
阿部 いうなれば、「観光に行く」んじゃなくて、「祭で神輿を担ぎに行くぜ!」という感じかな。あくまでユーザーさん主体のイベントだし、楽しもうと思えばいくらでも楽しめちゃう。
長谷川 実はイベント自体の運営にも、ユーザーさんが参加してくれているんです。『ニコニコ町会議』として全国を回るなかで、現地のユーザーさんにボランティアとして参加したもらったのですが、「幕張に来て、超会議も手伝ってくれる?」と聞いてみたら、10人以上も集まってくれて。全国のニコニコユーザーが作っているイベントなんだから、楽しめないわけがないんです。
中野 運営は場を提供するのが仕事なんです。今回はユーザー発のブースも増えていて、ミニ四駆のブースなんか面白そうですよ。サーキットもあるし、組み立て方も教えてくれるみたいなので、興味のある方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。