市川猿之助 「松竹大歌舞伎」会見より
松竹は4月23日都内で会見を開き、「松竹大歌舞伎『市川亀治郎改め四代目市川猿之助襲名披露』」を全国の公共文化施設で公演すると発表した。
7月1日から行われる公演は、約1か月かけて北海道、東北、東京近郊、愛知など全国24か所を巡演する。演目は歌舞伎十八番の内『毛抜』、四代目市川猿之助襲名披露『口上』、三代猿之助四十八撰の内『義経千本桜 川連法眼館の場』。
会見に出席した猿之助は「福島をはじめ、被災地にも行ってお芝居をするという意味をかみしめつつ、大劇場と同じクオリティ、そして同じ熱気と感動を味わっていただけるような作品をお見せしたい」と挨拶。また、全国の様々な劇場で歌舞伎を上演するにあたり、「いい劇場はいっぱいありますが、活用されていなければただの箱です。すばらしい劇場で何をやるか、それが大事だと思います。歌舞伎の場合、お客様に育てていただきたいという思いもありますから、ただ観るだけではなく、一緒に日本の伝統芸能である歌舞伎に参加して欲しい。お祭りに参加する感覚でいいと思うんです。そういう地元なりの応援をしていただきたいですね」と各地で待っている観客に向けてのメッセージも。
昨年6月から行われた襲名披露興行では福山雅治さんデザインの祝い幕が使われたが、今回の巡業でも「(祝い幕は)襲名の時だけですし、どういう形になるかわかりませんが皆様にもお目にかけたいと思っています」とこちらもファンには楽しみなお披露目となりそうだ。
公演は7月1日(月)の東京・江戸川区総合文化センターを皮切りに、29日(月)まで。チケットは一部を除き発売中。
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