――ご自身のアプリ「ぐんまのやぼう」が大ヒットしましたが、売れるための秘策はありましたか?

R:まさか! 全然ヒットするとは思っていませんでしたよ。2週間くらいで作って適当に出したら、グーンと伸びてバーンと当たった! みたいな(笑)。広まったきっかけはTwitterなんです。「●●県は群馬県になりました。」っていうツイートを見た人が興味を持ってダウンロードして、またツイートしてくれる良い連鎖が生まれていました。
 

資源(ねぎ、こんにゃく、きゃべつ)を収穫。G(GUNMA)を手に入れて各都道府県を制圧し、群馬県にしていくゲーム。資源を収穫する時の「グンマー」の声はRucKyGAMES氏本人の声を加工したものだそう。
 

――初心者がアプリを作るには、まず何から始めたらいいですか?

R:まず、スマホとパソコンを買うところから始めましょう。それから自分が作りたいアプリをイメージします。デザインやプログラムの勉強は、市販の本やネットで充分です。作るうえで一番大事なことは、最初に大きなものを作ろうとしないこと。こだわって作り込んでいたらいつまでたっても完成しないので、制作途中で挫折してしまうかもしれません。どんなに簡単なものでもいいから、実力に見合ったものを完成させましょう。

――アプリを作るうえで最も苦労することは何ですか?

R:アイディア出しにも悩みますが、アプリを完成系まで持っていくことですね。ゲームだったら、タイトル画面やスコア、絵素材などを作るのが面倒くさいので、完成までに放置しちゃうことが多いと思います。記録を更新したりバナーを表示したり、メインのゲームよりも外側を作る方が大変です。最初はへこたれそうになるかもしれませんが、たくさんアプリを作っていくうちに慣れてくるはずです。

――すごく分かります。RucKyGAMESさんとコラボアプリを作ったとき、素材作りが大変でした(笑)。
 

 

 

RucKyGAMESとiPhone女子部のコラボアプリ。お題で出された食べ物と比較して、カロリーが高いor低いで振り分けていくゲーム。最初は普通の食べ物だが、ゲテモノも出てくるので難易度がアップする。RucKyGAMES氏がプログラム、筆者がイラストを担当。