最後の5連戦だ。『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022 プレーオフトーナメント』へ向けて、2位クボタスピアーズ船橋・東京ベイがスタンダードを上げていく。第12節で迎え撃つのは4位横浜キヤノンイーグルスだ。こちらも4強入りに向けて負けられない戦いが続く。第5節のアウェイゲームではS東京ベイが後半に5トライをまとめて50-21と突き放したが、油断ならない相手である。
チームは4月7日にオンライン取材を実施。1か月半ぶりに戦線復帰するFLピーター・ラピース・ラブスカフニとSH谷口和洋は後半戦へ向けて、このように意気込みを語った。
ラブスカフニ「しばらくメンバーから離れていたので、試合に向けてエキサイティングな気持ち。チームは調子がいいので、自分がどれだけ貢献できるのか楽しみ。チームが今後どこまで進められるか楽しみにしている」
谷口「FWが大きくて強いということでどこのチームもマークしてくると思うが、FWの選手がボールを受けたがるので、彼らが心地好くアタックできるように僕も早くパスするように意識している。バックスリーも今季は特に頼もしいメンバーが揃っている。彼らともしっかりコミュニケーションを取って、ディフェンスもオフェンスもやっていきたい」
ふたりは横浜E戦でも自分たちにフォーカスする重要性を説いた。
ラブスカフニ「イーグルスはもちろんいいチーム、タフな戦いになるだろうし、どれだけ自分たちのパフォーマンスを見せられるかに集中している。どれだけ相手にプレッシャーをかけられるかにかかっている」
谷口「相手も調子はいいが、相手のことを考えるのではなく、自分たちのプロセス、ラグビーにフォーカスして試合に臨みたい」
また同日、田邉淳アシスタントコーチもメディア対応に登場。「僕がバックスリーに求めているのは決定力。今元気な根塚(洸雅)、山崎(洋之)、金秀隆もそうだし、この春から入ったハラトア・ヴァイレアや木田晴斗など今後代表クラスを狙える選手がたくさんいる。決定力がセカンドラウンドのひとつのキーになるのではないかと思っている」と展望した。
次戦の試合登録メンバーは以下の通り。
1北川賢吾、2杉本博昭、3オペティ・ヘル、4デーヴィッド・ブルブリング、5ルアン・ボタ、6ピーター・ラピース・ラブスカフニ、7末永健雄、8ファウルア・マキシ、9谷口和洋、10岸岡智樹、11根塚洸雅、12立川理道、13ライアン・クロッティ、14金秀隆、15ゲラード・ファンデンヒーファー、16大塚健太郎、17羅官榮、18才田智、19青木祐樹、20千葉雄太、21藤原忍、22テアウパ シオネ、23山崎洋之
S東京ベイがダブルを果たすのか、横浜Eが第5節の借りを返すのか。『NTTリーグワン2022』第12節・S東京ベイ×横浜Eは4月9日(土)・万博記念競技場にてキックオフ。チケット発売中。