尾崎晟也(東京サンゴリアス) (C)スエイシナオヨシ

残り5試合、首位に立つ東京サンゴリアスが突っ走る。今週末から『NTTジャパンラグビー リーグワン2022』は同一カンファレンスの戦いが第2ラウンドに入る。10勝1敗で2位に勝点2差を付ける東京SGが3勝8敗で10位に沈むNTTドコモレッドハリケーンズ大阪を迎え撃つのだ。

サントリーは4月7日・メディア対応を実施。次節ゲームキャプテンを務めるWTB/FB尾崎晟也が登場し、RH大阪戦へ向けて「(横浜)キヤノン(イーグルス)戦はマイボールを継続できていいアタックができたが、ディフェンスでディスコネクションがあり、タックル成功率が悪く課題が残った。今週のドコモ戦ではもう一回自分たちにフォーカスを当てて、これまでやってきたベースの部分や細かい部分を追求していきたい」と抱負を語った。

第7節・埼玉ワイルドナイツ戦での敗戦にもしっかり向き合ったと言う。
「ペナルティの部分はワイルドナイツ戦の後、しっかりチームで話し合った。なぜペナルティが起きているのか、どういうシチュエーションで起きているのか、しっかり確認した」

尾崎は『ラグビーワールドカップ2019』でのメンバー落ちにも真正面から向き合ったと振り返る。
「2019年は(日本代表)最終合宿の前までは参加していたが、まだまだ実力不足だという実感があった。そこから自分を見つめ直して、自分の課題に3年間逃げずに取り組んできたので、今年はすごく調子もいい。課題のディフェンス、キックに取り組んできたので、今は自分に自信がある。(『RWC2023』は)しっかり掴み取りたい」

ニュージーランド代表SO/FBダミアン・マッケンジーから学んでいる点についてはこのようにコメントした。
「Dマックが15番に入った時はボールによく触っている印象がある。10番のポジションに入ってゲームをコロントロールする部分は本当にうまい。映像を見返し、コミュニケーションを取って学んでいる。スタイルの違いはあるが、自分も取り入れて学んでいるところ」

次戦、東京SGの試合登録メンバーは以下の通り。
1森川由起乙、2中村駿太、3垣永真之介、4辻雄康、5ハリー・ホッキングス、6飯野晃司、7小澤直輝、8テビタ・タタフ、9齋藤直人、10ダミアン・マッケンジー、11テビタ・リー、12森谷圭介、13サム・ケレビ、14仁熊秀斗、15尾崎晟也、16呉季依典、17石原慎太郎、18中野幹、19箸本龍雅、20トム・サンダース、21流大、22田村煕、23尾崎泰雅

果たして、東京SGが大勝で終盤戦に勢いを付けるのか、チーム再編成により来季以降は活動規模が縮小されるRH大阪が意地を見せるのか。『NTTリーグワン2022』第12節・東京SG×RH大阪は4月9日(土)・駒沢オリンピック公園総合運動場 陸上競技場にてキックオフ。チケット発売中。試合前には2022年度新加入選手5名のミニトークショーを開催。