「迷惑だったのは、先輩カップルが自分たちの事情で勤務を決めること。

シフト制なので休む日がバラバラになるのはわかるけど、『どうしてもこの日に休みたいから代わってほしい』と無理を言われることが多く、断るとすごい嫌味を言ってくるのですよね……。

別の同僚は彼女さんのほうから『何とかならないの?』と圧力をかけられたこともあるらしく、それを知った上司がふたりを呼び出したと聞きました。

それ以来、ふたりの勤務の変更は上司を通すことになり、直接言われなくなって本当にホッとしましたね……。

その後『優先順位がおかしいと言われたけど、社員のプライベートも大事だろう』と先輩が口にするのを見て、こんな人と一緒に働きたくないと思いました。

結局ふたりとも辞めていき元のやり方に戻ったけど、社内恋愛の悪い見本として今でも後輩や新人たちの間で取り沙汰されています」(男性/27歳/サービス業)

先輩だからと下の人間に無理を通そうとするのは、社会人としてありえないことです。それが社内恋愛絡みになると“被害”も大きくなり、会社も動かざるをえません。

プライベートは確かに大切にするべきですが、それ以前に自分たちの要求が正常かどうかを考えるのが正解です。

「悪い前例」にならないよう、公私混同は避ける姿勢が重要です。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line