映画『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』の初日舞台あいさつが20日、東京都内で行われ、出演者の桜田ひより、浜辺美波、伊藤萌々香、恒松祐里ほかが登壇した。
本作は、少女たちのマージャンに懸ける情熱を描いた『咲-Saki-』“外伝”の実写映画版。前作で描かれた長野県・清澄高校のドラマと同時進行し、時に交差する、奈良県・阿知賀女子学院マージャン部の物語。
前作で主人公の宮永咲を演じた浜辺は、本作では咲の姉・照として登場する。シリーズへの思いを聞かれると、「私は高校1年で『咲-Saki-』の咲をやって、高校2年の時に『阿知賀編』で照を演じたので、それこそ『咲-Saki-』は私にとっての青春です」としみじみと語った。
「私の夏は毎年、『咲-Saki-』に捧げている」と振り返った浜辺は、「3年目…18歳になって、労働基準法がちょっと緩くなったら(労働時間の)自由も増えて、もしかしたら『咲-Saki-』を1日で撮り切っちゃったりするかも…」とちゃめっ気たっぷりに、次回作への期待を口にした。
一方、本作の主人公・高鴨穏乃役で、ドラマ、映画共に初主演を飾った桜田は「今回は初めての経験が多かった。本当に初めてが詰まった作品です」と感慨深げに語った。
桜田は「5年、10年たっても、幾つになっても初心に戻れる作品になった。この『咲-Saki-』のメンバーでまた、お仕事できるように精いっぱい頑張ります」と言葉に力を込めた。
本作は、昨夏に撮影された。現場の様子を語る中で、登壇者から「浜辺美波さんが美しくて、美しくて。みんなでモニターを見ながら、『かわいいわ~』って言っていました」と絶賛された浜辺は、「私も、みんなを見ながら、『ハァ~、この角度から耐えられる子、この子しかいないな』って…」と返したが、登壇者は一斉に首を横に振った。