1月25日、横浜DeNAベイスターズの新助っ人バリオス投手、ソト内野手の入団記者会見が行われた。高田繁GMが「バリオスはソフトバンクで実績がある。ソフトバンクでは故障もあったが、今年は大丈夫。(BCリーグ)富山で先発をしたので、キャンプでは先発としてやってもらう。リリーフでキャンプインしてから、シーズン途中で先発はできないので。ソトは外野手もできるが、1・3塁手を中心に考えている。打撃はパワーがある上、確実性もある。結構数字を残せるのではないか」と起用法を説明。
DeNAにはすでにウィーランド、パットン、エスコバーの3投手と昨季打点王ロペスが在籍している。外国人はこれで6人となり、4つの外国人枠を争うことになる。高田GMは「横一線で競争してもらう。彼らにも十分チャンスはある」と期待を寄せた。
バリオスは2011年途中から5年半ソフトバンクに在籍し、2015年には開幕から17試合連続ホールドの日本タイ記録を樹立するなどリリーフとして活躍。昨季の独立リーグを経て、2年ぶりのNPB復帰となる。初めてのNPBとなるソトは2013・2014年はMLB経験を持ち、昨季はナショナルズ傘下3Aで68試合に出場し、打率.293・14本塁打・38打点の好成績をマーク。バリオスはベネズエラ出身の28歳、ソトはプエルトリコ出身の29歳、ともに右投・右打だ。
熾烈な外国人枠争いを強いられる両雄は、次のように抱負を語った。
「自分がDeNAで何ができるか、どう貢献するかを考えたい。まず自分のポジションを確保する。それから持ち味の変化球を生かして勝利に貢献したい」(バリオス)
「競争はどこにでもある。まずポジションを取る。自分にできること、課せられたとこをしっかりしていきたい。バッティングは自分の強みなので、しっかり強みを出したい。守備も任されたポジションを着実にこなしたい」(ソト)
自らのセールスポイントについては、こう語った。
「適応力。先発もできるし、リリーフもできる。与えられたポジションで適応できる」(バリオス)
「バッティング。さらに言うとパワーがある」(ソト)
NPBでのブランクがあるバリオスだが、当人は独立リーグでの経験をむしろプラスにとらえ、「富山で1年プレーし、自分のプレーが改善できた。去年やってきたことを今年につなげたい。昨年は100イニング投げることを目標にしてきた。シーズン終盤には7・8イニング投げるスタミナがついた」と手応えを口にした。
バリオスとソト、ふたりの新助っ人がどのようなパフォーマンスを見せるのか、シーズンが楽しみだ。まずは2月1日(木)のキャンプインを待ちたい。