
10月7日、『ラグビーワールドカップ(RWC)2021』ニュージーランド大会の初戦・カナダ戦に臨むサクラフィフティーン(女子日本代表)のメンバーが発表された。レスリー・マッケンジーHCは「いい雰囲気で初戦に向かっている。素晴らしい準備を経て、初戦から私たちのスタイルをお見せできるのを楽しみにしている」とコメント。
指揮官は送り出す23名のメンバーに自信を覗かせた。
「シンプルにベストチーム。ベストチームを作るためにトレーニングやテストマッチを積み重ね、今回のベストチームを作り上げた。このメンバーで固定するかはわからないが、コンタクトやゲームマネージメントで一貫性を保てる今のベストチームだと感じている」
母国カナダとの初戦にもマッケンジーHCは特別な感情はないと言う。
「モメンタムをコントロールしたい。カナダは自信を持って向かってくるので、うまくタックルで相手のモメンタムをストップすることに期待している。またカナダはセットピースに自信を持っているので、そこを止めることに注力したい」
同日、スタメンに名を連ねた選手たちもメディア対応を行った。
PR南早紀主将「自分たちが積み上げてきた努力で大きなサクラウェーブを起こせるようがんばりたい。何か特別なことをするのではなく、これまで積み上げてきたこと、一人ひとりがやるべきことを100%やれば勝てる」
FL長田いろは「カナダを想定して、チームでやり合ってトレーニングしてきた。同じポジションのメンバーの責任も背負って試合に出たいと思う。今まで遠征や合宿で積み重ねてきた日本の強みのディフェンスを80分間やり続けたい」
SO大塚朱紗「緊張しているが、今までやってきたことをやるだけ。相手も体が大きく前へ出てくると思うので、自分たちもしっかり前へ出て戦っていきたい」
試合登録メンバーは以下の通り。
1南早紀(横河武蔵野)、2永田虹歩(国際武道大)、3加藤幸子(横河武蔵野)、4佐藤優奈(東京山九)、5高野真希(横河武蔵野)、6斉籐聖奈(三重パールズ)、7長田いろは(アルカス熊谷)、8永井彩乃(横浜TKM)、9阿部恵(アルカス熊谷)、10大塚朱紗(RKUグレース)、11今釘小町(アルカス熊谷/立正大)、12中山潮音(横河武蔵野)、13古田真菜(東京山九)、14名倉ひなの(横河武蔵野)、15松田凜日(日体大)、16小牧日菜多(日体大)、17鈴木実沙紀(東京山九)、18ラベマイまこと(横河武蔵野)、19玉井希絵(三重パールズ)、20吉村乙華(アルカス熊谷/立正大)、21津久井萌(横河武蔵野)、22山本実(三重パールズ)、23細川恭子(三重パールズ)
サクラフィフティーンは『RWC2021』プールBで10月9日(日)・カナダ、15日(土)・アメリカ、23日(日)・イタリアと対戦し、各プール上位2チームと3位になった3チームの中で勝ち点が多い2チームが勝ち上がる決勝トーナメント進出を目指す。