レスリー・マッケンジーHC (C)JRFU

10月13日、『ラグビーワールドカップ(RWC)2021』ニュージーランド大会第2戦に臨むサクラフィフティーンのメンバーが発表された。カナダとの初戦を5-41で落とした女子日本代表はHO谷口琴美、FL細川恭子、CTB山本実の先発3人を変更。同じく黒星発進となったアメリカに挑む。

レスリー・マッケンジーHCはメンバー変更について言及した。
「ラインアウトでポゼッションが50%にとどまった限り、何かを変えないといけない。『RWC』で若いHOがプレーすることはあらゆる重圧がかかるので、軽減するために(永田)虹歩選手をベンチスタートに回し、谷口選手を先発で起用する。実選手は賢い選手。ゲームのプレビューやアプローチのところでゲームをしっかりマネージメントしてくれる。練習の時から大塚(朱紗)との組み合わせも面白いと思っていた」

アメリカ戦は負けられないとなるが、指揮官に悲壮感はない。
「アメリカは大きく、フィジカルがあり、スピードもあり、ラグビーの教養も兼ね備えているので、非常に大きなチャレンジになる。そんな相手に80分間戦えることを楽しみにしている」

勝敗の鍵を握るFWたちも米国戦へ向けて意気込みを語った。
PR南早紀主将「スクラムはスタンダードを崩さず自分たちの形で組むことにフォーカスしたい。ラインアウトはよりシンプルに自分たちが取れる場所でしっかり取り切るという意識してきた。今週は絶対勝たないといけない。練習の中でも今週勝つためのプレーをしたか、私自身チームにアプローチをしてきたつもり」
PR加藤幸子「米国のディフェンスのギャップを狙って、ジャパンらしいアタックをしていきたい。ハーフがテンポよくボールを出せるよう、FWががんばらないといけない」
LO佐藤優奈「ブレイクダウンの質を落とさず、1回1回集中してボールをきれいに出せるよう貢献したい。前回の試合では何本かうまくいかないところがあったので、次は100%ブレイクダウンのところで相手をめくれればと思っている」

試合登録メンバーは以下の通り。
1南早紀(横河武蔵野)、2谷口琴美(三重パールズ)、3加藤幸子(横河武蔵野)、4佐藤優奈(東京山九)、5高野真希(横河武蔵野)、6長田いろは(アルカス熊谷)、7細川恭子(三重パールズ)、8斉籐聖奈(三重パールズ)、9阿部恵(アルカス熊谷)、10大塚朱紗(RKUグレース)、11今釘小町(アルカス熊谷/立正大)、12山本実(三重パールズ)、13古田真菜(東京山九)、14名倉ひなの(横河武蔵野)、15松田凜日(日体大)、16小牧日菜多(日体大)、17永田虹歩(国際武道大)、18北野和子(三重パールズ)、19玉井希絵(三重パールズ)、20吉村乙華(アルカス熊谷/立正大)、21津久井萌(横河武蔵野)、22庵奥里愛(三重パールズ)、23永井彩乃(横浜TKM)

サクラフィフティーンは『RWC2021』プールBで10月15日(土)・アメリカ、23日(日)・イタリアと対峙する。