富樫勇樹 (C)JBA

目指すは連勝だ。バスケ男子日本代表としては『FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 アジア地区予選』Window 5アウェイ2連戦で五分の星に戻したいところ。比江島慎、西田優大がコンデション不良でウイングのハンドラーは不在だが、トム・ホーバスHCは「全員がディフェンスができるので、ディフェンスからやろうと言っている。平均20点はいないが、富樫(勇樹)はスコアリングできるPGだし、須田(侑太郎)の3Pシュートも大きな武器。井上(宗一郎)はいいスペーシングを作れ、吉井(裕鷹)は今調子がいい。楽しみ」と自信を覗かせる。

PGの富樫も自らの役割を理解している。「点が取れるウイングやハンドラーがいないということで、PGの僕や河村(勇輝)選手、(テーブス)海選手の役割が増えると思うが、そこは意識して練習していきたい」。さらに期待する選手に「ハンドラーがキーになる。今回はベンドラメ(礼生)選手が2番で呼ばれ、コー(・フリッピン)選手も2番で出る時間が増えると思う。そういう選手がどれだけクリエイトして得点もアシストもできるかというのはすごくキーになってくると思うので、ベンドラメ選手に期待している」とライバルの名を挙げた。

キャプテンの指名を受けたベンドラメも「HCには求められているのはキャッチ&シュート、3Pを狙えと言われているので、まず積極的にシュートを狙いたい。無理な場合は持ち味のドライブをしていいキックアウトパスやいいオフェンスの流れを作りたい」と意気込む。そして「1番で日本代表と思っていたが呼ばれず、2番で呼ばれたのでチャンス。1番もできるというコンポガードではないが、日本代表での自分の価値を作れればと思う。日本代表に呼ばれて気持ちは高ぶっているし、自分に期待にしている。気負わずに自分にできることをコートで表現できれば」とキッパリ。

【Window 5 直前合宿参加メンバー】
アキ・チェンバース(SF/群馬クレインサンダーズ)
ルーク・エバンス(C/ファイティングイーグルス名古屋)
須田侑太郎(SG/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
張本天傑(PF/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
富樫勇樹(PG/千葉ジェッツ)
ベンドラメ礼生(PG/サンロッカーズ渋谷)
コー・フリッピン(SG/琉球ゴールデンキングス)
シェーファー・アヴィ幸樹(PF/シーホース三河)
吉井裕鷹(SF/アルバルク東京)
テーブス海(PG/滋賀レイクス)
井上宗一郎(PF/サンロッカーズ渋谷)
河村勇輝(PG/横浜ビー・コルセアーズ)

『W杯 2023 アジア地区予選』Window 5・バーレーン×日本は11月11日(金)、カザフスタン×日本は11月14日(月)ティップオフ。バーレーン戦はBS朝日、DAZN、カザフスタン戦はDAZNにて生放送、BS日テレにて録画放送。