(写真左より)上福元直人(京都サンガF.C.)、佐藤優也(ロアッソ熊本)

天国か、地獄か。3年ぶりに開催となった『J1参入プレーオフ』も残すは決定戦のみ、90分間で決着の時を迎える。『明治安田生命J1リーグ』16位京都サンガF.C.がホームと引き分けでも残留という利を生かすのか、2試合連続2-2ながら決定戦へ駒を進めてきた『明治安田生命J2リーグ』4位ロアッソ熊本が勢いそのままに突っ走るのか。決戦を2日後に控えた11月11日、オンライン記者会見を開催。両チームの監督、守護神が意気込みを語った。

京都・曺貴裁監督「J1の厳しい戦いを戦い16位となり、サンガスタジアムで熊本と戦えるのはポジティブ。もう一度チームを進化させてお客さんに見てもらえる機会を得たと思っている。いい意味で初心に帰って、明日戦えることを楽しみにしている」
上福元直人「J1という舞台で34試合素晴らしい相手と真っ向から立ち向かってきた。いい時もあれば、うまくいかない時もあり、チーム一人ひとりがたくましく成長した実感がある。その成果をこの試合で試す、自分たちが大きくなった姿を多くの人に見せるチャンスなので、早くゲームをしたいし、そこで勝ちたい」
熊本・大木武監督「京都という素晴らしいチームと戦えるのは素晴らしいこと。我々はJ3から上がってきたチャレンジャー、敬意を持って戦いたい」
佐藤優也「京都と入替戦を戦うのは非常に楽しみ。クラブみんなにとっても楽しみにしている一戦。リーグ戦を42試合戦い、開幕1試合目からずっといい準備していいサッカーをしてきたつもり。最後いい形でゲームをするだけ」

相手の印象を問われた4人はこのように答えた。
曺監督「熊本はJ3からJ2へ上がって、自分たちが信じるスタイルを一貫してやっているのは画面からも伝わってきている。プレーオフという形だが、真剣勝負で熊本と当たるのは我々にとって成長するチャンス。満員のお客さんの前でいいゲームをしたい」
上福元「映像を見ても誰ひとり手を抜かずハードワークしている。J2で戦う仲間からも素晴らしいサッカーをしていると聞いている」
大木監督「曺監督のゲームは今年だけではなく、わかっている。やることは一緒とは言わないが、匂いを感じることはできる。敬意を払い、尊重し、しっかり準備して戦いたい」
佐藤「相手が京都ということで、自分たちはJ2でも勝てるサッカー、いいサッカーを求めてやってきた。こういう場で自分たちのサッカーを普段通りにやるだけだと思っている」

果たして、最後に笑うのは京都か、熊本か。『J1参入プレーオフ』決定戦・京都×熊本は11月13日(日)・サンガスタジアム by KYOCERAにてキックオフ。チケットはJリーグチケットにて発売中。試合の模様はDAZN、NHK BS1にて生中継。