7月29日に行われた会見より。左から、中村七之助、片岡愛之助、尾上菊之助、市川染五郎、尾上松緑、市川海老蔵、中村勘九郎、夢枕獏 7月29日に行われた会見より。左から、中村七之助、片岡愛之助、尾上菊之助、市川染五郎、尾上松緑、市川海老蔵、中村勘九郎、夢枕獏

市川染五郎、尾上松緑、尾上菊之助、市川海老蔵、片岡愛之助、中村勘九郎、中村七之助ら、次代を担う花形が新生・歌舞伎座に顔を揃える「九月花形歌舞伎」。昼の部では古典の大作『新薄雪物語』と舞踊の名曲『吉原雀』を、夜の部では新作『陰陽師 滝夜叉姫』を上演する。

歌舞伎座新開場柿葺落 九月花形歌舞伎 チケット情報

昼の部の『新薄雪物語』は幸崎伊賀守の息女薄雪姫と園部兵衛の子息左衛門の恋と、秋月大膳の陰謀を描く一作。夜の部では夢枕獏の人気小説を舞台化する新作を上演する。時は平安時代、魑魅魍魎が跋扈する都で、若き陰陽師安倍晴明の活躍を描く舞台だ。7月に行われた製作会見で、晴明役の染五郎が「『陰陽師』という作品は、舞台やテレビといろんな分野で作品化されているが、歌舞伎で上演するのがベストな形ではないかと思っている」と話した自信作。若手花形総出演に原作者の夢枕獏も「原作者というよりお客さんとして歌舞伎座に通いたい。誰よりも僕自身が楽しみ」と期待を寄せている。

舞台は9月1日(日)から25日(水)まで、東京・歌舞伎座にて。チケットの一般発売は8月12日(月)午前10時より。なお、チケットぴあではインターネット先行抽選を8月7日(水)午前11時まで受付中、インターネット先行先着を8月10日(土)午前10時より受付開始。