公演の模様 公演の模様

8月3日・4日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで第15回東京03単独公演「露骨中の露骨」の追加公演が行われた。

5月より行われた同公演。東京・熊本・長崎・福岡・名古屋・広島・岡山・大阪・北海道と各所を周り、2日間に渡って行われる追加公演でフィナーレを迎えた。

今年で結成10周年を迎える東京03。ライブを中心に活動を行っている彼らだが、この東京芸術劇場 プレイハウスで公演を行うのは今回が初めて。しかし、初めての会場ということを感じさせない3人のグルーヴがどのコントでも発揮された。「露骨」をキーワードに、さすが10周年!と感じさせる3人の会話劇。コントの最初と最後で立場がガラッと変わる、彼らの持ち味が発揮された作品の数々に、会場を訪れた大勢の観客は爆笑し、惜しみない拍手をステージの3人に向けていた。また、彼らの公演ではお馴染みの、コントとリンクしたブリッジVTRもこれまでの公演と引けをとらないクオリティで、コントに立体性をもたらしていた。

また、追加公演ということで、行われた3公演のうち1公演ずつ、それぞれが「やりたい事をやる」という本編終了後のお楽しみがあり、8月4日昼公演では豊本によるメンバーそれぞれへの感謝の手紙朗読。実直な内容に角田が涙を見せるという場面もあったが、最後はやはり豊本が大好きなプロレスへの感謝となり、角田・飯塚が憤慨。しかもその後豊本が大好きなプロレス団体DDT所属のレスラー「男色ディーノ」が登場し、会場を騒然とさせるという一幕があった。また別の追加公演では飯塚が人前で一回しかやっていないネタを披露、角田はこれまでの東京03公演で使用された楽曲を披露など、それぞれの特色が活かされた企画になっていた。

東京03は9月19日(木)から23日(月)まで、東京・草月ホールにて「東京03 10周年記念 悪ふざけ公演『タチの悪い流れ』」を開催。同公演にはおぎやはぎ、SAKEROCK・在日ファンクの浜野謙太、GENTLE FOREST JAZZ BANDが出演。また、劇団ひとり、小林賢太郎、アンタッチャブル山崎、バナナマンが日替わりで出演する。気になる方はご確認を。