※夏イベント限定『爽涼鼓舞』では、抽選するための待ち列ができる。1時間近く並んで外ればかりは少しキツイ…… (C)Disney

当選確率を上げる方法はあるのか?

もちろん前記の計算は、混雑の偏りを考慮しておらず(大混雑時のディズニーランドの入園者数は5万人以上とも言われる)、抽選者数も大雑把な想定でしかありません。大混雑時は1席あたり10人以上の狭き門になる可能性も考えられます。

仮に当選確率20%だとしても、統計的に言って、10回連続で外れるのはそう珍しいことではありません。となれば、考えがいくのは「少しでも当選確率を上げる方法はないの?」ということですよね。私自身、『爽涼鼓舞』は8回抽選して1回しか当選していないので、かなり真剣に考えていました。

 

なぜ終了直前まで当選者が出続ける?

一つ、ディズニーの抽選システムを考えるうえで、気になっていることがありました。それは、どんなに人が殺到しても、抽選終了直前まできちんと当選者が出続ける事実です。

もし、当選確率を固定してしまったら、混雑時は早く席がなくなってしまい、早い者勝ちと大差ない結果になってしまいます。逆に抽選する人が少なければ、座席が余ってしまうでしょう。

ですので、何かしらの確率調整を行っているのは確実です。当初は、座席数を抽選時間で割って、まんべんなく当選者が出るように振り分けているのかと思いました。が、これでは明らかに有利不利があります。1日の中でも、抽選をする人が多いときは相対的に当選確率が下がり、抽選者数が少ないときは当たりやすくなるからです。

しかしながら、ファンのホームページやブログ、Yahoo!知恵袋など、どこを見渡しても、「抽選者が少ないときのほうが明らかに有利」という情報は出てきません。年間2,700万人以上が訪れる施設で、このような明らかな有利不利が存在するとしたら、情報が出ると考えるのが自然です。

 

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