あのARライブに込めた“お家芸”だからこその想い

『Xperia(TM)feat. HATSUNE MIKU』と言えば、六本木ヒルズ・メトロハットにて7月16日から6日間限定で実施したAR(拡張現実)ライブイベント「HATSUNE MIKU AR STAGE」が大きな話題に。

Android端末や『PlayStation Vita』をメトロハットにかざすと、人気ボカロP・kz(livetune)氏が手掛けた人気曲『Packaged』に合わせて、『初音ミク』が舞い踊るライブが楽しめるというもので、情報を知ったボカロファンが現地に駆けつけ、大きな盛り上がりを見せました。

 


このARライブを実施した背景には、「既存のファンが楽しめるだけでなく、これまで名前を知っている程度だった人にもファンになってほしい」という開発プロジェクトチームの願いと、これまで様々なコラボレーションで培ってきた“こだわり”によって実現したそうです。

「コラボ商品というのは、商品だけじゃなくて“体感してきた記憶”も含めて商品だと思っています。

お祭りに行った記憶であったり、ライブに行った記憶とか。そういう考えが僕の中にあったので、絶対に記憶に残るであろうとんでもない事をやりたかったんです。これから企画が動き出すぞというこけら落とし的な意味もあったので。

それに『初音ミク』っていろんな“好き”があると思うんですよ。 イラストが好きっていう人もいますし、フィギュアが好きっていう人も。 でも原点は「アーティスト」としての『初音ミク』だと思ったんですよね。

それを考えると本来の姿が活かされる「ライブ」を、みんなに楽しんでほしいなと思ったんです」

新しくファンになる人の“入り口”を用意しようという心意気には、今回のコラボスマホにかける開発プロジェクトチームの強い意気込みが伝わってきました。

またARライブに関しては、「PRというよりもファンイベントとしての面が強く、開発プロジェクトチームのメンバーも楽しませてもらった」と語っていたのが印象的でした。