映画『羊の木』の大ヒット御礼舞台あいさつが13日、東京都内で行われ、出演者の錦戸亮、木村文乃と吉田大八監督が登壇した。
本作は、原作・山上たつひこ氏、作画・いがらしみきお氏の同名コミックを実写映画化。さびれた港町・魚深にやってきた元殺人犯の6人の男女と、彼らの受け入れを命じられた市役所職員(錦戸)の姿を描くヒューマンサスペンス。
この日は、錦戸も客席で映画を鑑賞した。上映後、錦戸が客席から立ち上がると、ファンからは黄色い悲鳴が巻き起こった。錦戸は「多分、誰も気付いていなかったです。皆さん映画に集中されていたので…」とサプライズの成功を喜んだ。
改めて鑑賞したことで「新たに気付いたことがいっぱいあった」という錦戸は、吉田監督に「とりあえず近々、飲みに行きましょう!」と笑顔で呼び掛けた。
また、観客のみならず、錦戸と木村に対するサプライズもあった。ロケ地の富山県から届いた2キロの米40袋、計80キロの米がお披露されると、錦戸は「え~!! サプライズやろ。爆発とかせえへんかな…」と半信半疑の様子。
それでも、正真正銘の“贈り物”と知ると「明太子とかと一緒に食べたいと思います」と顔をほころばせた。木村も「つい数日前に母がすごくおいしいスジコを送ってくれたので、一緒に食べたいと思います」と声を弾ませた。
最後に錦戸は、ファンに向けて「私事ですが、前回に映画に出たのが4年前。今、日本中が平昌オリンピックで盛り上がってますが、出られている方も、そこまでずっと培ってきた練習や経験がものをいうと思う。僕も次は4年後じゃなくて…。2年後にもオリンピックはありますし、僕は冬季限定な理由はないですから、それまでしっかり鍛錬してもっともっと精進して、皆さんにすてきな映画を届けられるように頑張ります」と約束した。