買い物の後悔を減らす必殺技! それは……
買い物の失敗を確実に減らす方法は簡単です。
それは「一度、店を出る」ことです。
お店で服を見て「うわ、これ、欲しい!」と思ったら、店員さんに「お似合いですよー」と言われようが、一度お店を出ます。そして、スタバにでも入って、ドリンクを一杯頼みます。もちろん、先ほどの服について頭の中では考えながら、フラペチーノでもカフェラテでも一杯飲みます。
たったこれだけで、あなたは一度頭を冷やすことができます。実はこれが大事です。即決を迫られると、人は冷静な判断力を失ってしまいます。買い物の失敗はつまり判断ミスです。判断力を一度取り戻すために、お店を出るのです。
バーゲンセールでムダなモノを買ってしまうのも、一度頭をリセットする暇もないからです。誰かに買い物の候補を奪われてしまうくらいなら、このままレジへ駆け込もうと考えた時点で、主催者の術中にハマっています。結果としてムダな買い物をしてしまうわけです。
私が服を買うときよくやるのは、とにかくテナントの多いお店で、ほとんどすべてのブティックを連続でハシゴし、候補をひたすらチェックする方法です。このときは店員とは会話しません。そして、一度スタバで作戦会議をして、最終候補をしぼりこみ、改めてお店に突撃するという展開をとります。今度は店員ともじっくり話をしてアドバイスも聞きます。あいだに一度冷静になる時間を取るおとで、失敗の割合が低い買い物になっています。
「それくらいでうまくいくの?」と思ったら、だまされたと思ってぜひ、一度試してみてください。ムダになった服1着でも減らすことができれば、フラペチーノの値段は十分元も取れますよ。
ネットの買い物も絶対に即決しない
かつては衝動買いといえば店頭でやってしまうミスでしたが、今では同じ買い物のミスを自宅でやってしまうようになりました。そう。ネットショッピングです。
楽天やAmazonをみていて、ついついクリックしてしまった経験は誰でもあるはずです。セール期間であるとか、ポイントが倍増するとか、オススメのメールに引っかかったとか人それぞれでしょうが、これも先ほどと同じやり方でミスを減らせます。
「買い物カゴに入れたあと、一回ブラウザを閉じる」のです。
たとえ1分後にポイント還元率が下がるとしても、あえて一度ブラウザを閉じます。ムダな数千円の買い物を避けられれば、数十ポイントは取り損ねてもトータルで得しますから気にしなくても大丈夫。一度パソコンやタブレットから離れて、ちょっと他のことをします。トイレに行ったり、家族と会話したり、テレビを見ましょう。
何度か「もしかして、買わなくてもいいんじゃね?」と自分に問いかけてみます。それでもなお、買いたい気持ちが変わらないことを確認したら、もう一回機動して購入手続きに入るのです。
これだけでムダな買い物をかなり減らせることでしょう。