以前、ハピママ*に掲載された記事『ママだって、たまには子どもから解放されよう! 「自分時間」捻出法4つ』のアンケートで、自分の時間を確保するためのサポーターについて読者のみなさんにお聞きしました。
その結果、1位「夫」、2位「実母」という、ある意味想定内の上位ランキングでした。
頼る人が「いない」と答える人も多く、3位にランクイン。家族や両親に気を使っている人も多いようです。
そのなかで、堂々たる最下位は、ファミリーサポートセンターでした。
意外に少ないと感じるのですが、これはファミリーサポートセンターの認知度が低いためなのか、自分のためにファミサポを使うことに罪悪感を抱くママが多いのか、はたまたファミサポ側にそういった目的のためのサポートは行わない空気があるのか、リサーチしてみました。
ファミリーサポートセンターを知っていますか?
ファミリーサポートセンターは、育児の援助を受けたい人(依頼会員)と、育児の応援をしたい人(援助・協力会員)がお互い会員になって、一時的に子どもを預かるシステムです。
ほぼすべての自治体にあるといってよく、独自のファミリーサポートセンターがない小さな自治体は、近隣の自治体に運営を委託する形で活動を行っています。
夫が激務で自分も夫の会社を手伝いながら、普段はワンオペで年子の子どもを育てているSさんは、最初、ファミリーサポートセンターの存在を知りませんでした。
下の子どもが赤ちゃんの時、上の子どもを散歩に連れ出してもらうため、民間のベビーシッターに依頼していたそうです。
ですが、民間の場合、最低でも月2回、1回につき最低2,3時間からという縛りがあり、最低コースでもかなりの負担だったとか。
そんな時にファミリーサポートセンターを知り、さっそく依頼会員に登録。事前打ち合わせで自分の希望を伝えたところ、「上のお子さんの散歩となると、年配の方には大変ですよね」と、小学生くらいのお子さんのいる先輩ママの援助会員を紹介してくれたそうです。
良心的な利用料金と安心なシステム
ファミリーサポートセンターの利用料金は、1時間700円(7-19時)。時間外でも800円と、かなり良心的です。
気になるサポート内容ですが、Sさんはとてもいい援助会員に恵まれ、大満足だったとか。1時間数千円払う民間のベビーシッターさんと比べても、なんら遜色なかったというのです。
援助会員が同じマンションの住人だったため、地域のコミュニティに知り合いが増えるという副産物まであったそうです。
支援を受ける流れですが、まず、センターにサポートを依頼します。
センターがマッチングを行い、センターで職員の人を交えて、一度顔合わせをします。この時に、希望するサポート内容を相手にしっかりと伝えられるので安心です。
ファミリーサポートセンターに直接聞いてみた
いくつかの自治体のファミリーサポートセンターに実際に電話して、サポート内容について聞いてみました。
自分の買い物やリフレッシュのためだけに利用していいものなのでしょうか、と聞いたところ、「大丈夫ですよ。子どもを預かる理由は問いません」とあっさりOK回答がどのファミリーサポートセンターからもいただけました。
さらに、「仕事で疲れたので夕飯をつくってほしい、という方もいらっしゃいますよ。ファミリーサポートセンターはお母さんを助けるためのところですから、なんでも相談してくださいね」というやさしい言葉も!
ファミリーサポートセンターのホームページなどに、はっきりと「育児リフレッシュ」が援助内容に入っている自治体もあります。